トレードスタイル 基礎知識

FXにおけるトレーリングストップ活用法(トレードの損失を最小限に抑え利益の最大化を狙う)

2019年8月1日

今回は、FXにおけるトレーリングストップのテクニックについて解説していきます。


FXでは、利確目標を決めて安定的に利益を確保するという方法もありますが、

このデメリットとして利益の上限が決まってしまうということがあります。


今回紹介するトレーリングストップは、安定的にさらに利益を伸ばせる手法になってきます。

この機会に上手く活用して、利益を伸ばす手段として参考にしてみてください。

トレーリングストップとは?

「トレール」とは「追跡する」、「ストップ」とは「損切りライン」のことです。


なので、トレーリングストップとは、簡単に言うと

エントリー後に時間軸が進むにつれて、損切りラインの位置を移動させていく手法のことです。


つまり、相場の動きに合わせて「決済」と「損切り」のポイントを設定し、損失を最小限に抑えながら利益の最大化を狙う注文方法のことをいいます。

例えばアップトレンドでは、損切りラインを含み益に合わせて上げていき、

反対にダウントレンドでは引き下げていくことで、利益を確保しながら伸ばしていくことができます。

トレーリングストップのメリット・デメリット

メリット

メリットは当然、損失を最小限に抑えつつ、利益を伸ばせるというところです。


予想通り相場が動き、ある程度の含み益が乗ったところでストップを建値以上に置けば、その時点で負けはなくなりますし、

その状態でトレンドが続く限りは利益を伸ばすことができます。


この負けがなくなった状態でポジションを持つということが、経験された方はわかると思いますが、

想像以上に精神的にも楽なんですよね。


ひょっとすると、利益を伸ばすことよりもこのメンタル面のメリットがトレーリングストップの最大のメリットかもしれません。

デメリット

デメリットとしては、価格の動きに合わせてストップを移動することで、

一時的な押し目や戻しでそのストップの引っかかってしまい、決済されてしまうことです。


また、ストップを移動させながら利益の底上げをしていくという手法なので、

トレンドのてっぺんや底辺に近いところで利益確定をすることが難しくなってきます。


つまり、トレーリングストップを活用してストップラインを引き上げていくことで

大きな利益を取り損なう可能性があるというデメリットがあります。

FXにおけるトレーリングストップ活用法

ダウ理論による場合

トレンドの判断をダウ理論でする場合、高値と安値の切り上げ・切り下げを見ていきます。


例えば、買いエントリーをする場合、

高値と安値が切り上がっていてアップトレンドだと判断しているからエントリーするわけです。


ポジション保有中もアップトレンド継続中という判断だから保有を続けるわけです。


であれば、アップトレンドが終了したタイミングで決済と考えるのがダウ理論に基づくトレードでは自然なトレードとなります。


この考え方に基づくと、押し目をつけて直近高値を更新したタイミングで安値が確定することになるので、

そこでその安値の部分にストップを移動させることになります。


そして、このストップに引っかかるということは、安値を更新し、アップトレンド終了と同時に決済ということになります。


非常に単純ですが、ダウ理論に基づくトレンド判断の方法から言っても理にかなった方法といえるのではないでしょうか。

利確ルールに合わせる

その他の方法としては、自分が使っている利益確定のルールに合わせてトレーリングストップを使うという方法もあります。


例えば私の場合、

一目均衡表の基準線タッチで決済という方法で利益確定をするのですが、この基準線の動きに合わせてストップを移動させたりします。


他には、移動平均線やフィボナッチの数字を参考にトレーリングストップを活用するという方法も考えられます。


ここには正解はないので、色々と試してみてはいかがでしょうか。

複数の利確ルールを組み合わせる

最初のうちは、一つの環境認識の方法や手法に絞ってそれを磨いていくのが良いとは、よく言われるところです。


私もそれには大きく賛同するのですが、

利確に関しては早いうちから複数持ってても弊害は少ないんじゃないのかなというのが個人的な見解です。


例えば私の場合、押し目買い、戻し売りのトレンドフォローでエントリーするのですが、

エントリーと同時にフィボナッチ・エクスパンションの161.8にとりあえず利確ラインを設定します。


その後ある程度含み益が乗ったら、

建値以上のところにある押し目や戻しまたは200EMAのいずれかにストップの位置を移動します。


その後もこのいずれかに合わせてストップを移動させていきますが、

トレンドの勢いが弱くなってきたなと判断すると、今度は一目均衡表の基準線に合わせてストップを移動させ、

最初に設定したフィボナッチの161.8と挟み撃ちするような形で利益確定を狙っていきます。


また、トレンドの勢いが強いと判断すれば、161.8の利確ラインは解除し、トレーリングストップで伸ばせるだけ伸ばしたりすることもあります。


このように、複数の決済手段を上手く組み合わせながら利確は行っていますが、環境認識やエントリーの手法と違い、

利確に関しては相場の動きに合わせて複数のオプションを持っておいても問題はないんじゃないでしょうか。

むしろメリットの方が大きいと思います。

まとめ:トレーリングストップはトレンドフォローと組み合わせる

トレーリングストップは、FXの王道手法であるトレンドフォローとも相性が良く、

損失を最小限に抑えながら利益の最大化を狙う注文方法ですが、

マスターするには相場に合わせたストップの位置を自分で設定できるようになる必要があります。


トレーリングストップに限らず利確には正解がないので、

実際の相場や過去チャートで経験値を積みながら、自分に合った使い方をマスターしていってもらえたらと思います。


それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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