トレードスタイル 基礎知識

FXにおけるエントリーポイント

今回は、FXで利益を上げるためのエントリーポイントを解説したいと思います。

先日、こんなツイートをしました。

https://twitter.com/kuro871218/status/1170879586709770242

トレードのポイントは

まずエントリーを狙ったポイントまで待てるかどうかです

ただ、待てるようになるとエントリーポイントなんて、大体みんな一緒になってきます

そこで明暗が分かれるのが損切りも含めた出口戦略ですよね

正直ここは正解がない部分なので色々と試行錯誤していくしかありません

今回は、この辺を深掘りしていきます。

目次

エントリーポイントまで待つ

FXで利益を上げるためにまず必要なことが、エントリーポイントの厳選です。

大きく動いているところを一瞬だけ抜くというスキャルピング手法もありますが、その場合問題になってくるのが、リスクリワードと勝率の関係です。

機械的に1:1、1:2のpipsでトレードするという方法もありますが、相場に合わせた手法とは言いにくいため個人的にはあまりおススメしていません。

相場に合わせたエントリーを行なおうと思えば、

意識されてるプライスまで引き付けてエントリー

損切りはその根拠が崩れたところ

損切りが深すぎてリスクリワードが悪くなるならノーエントリー

このようなエントリー戦略が自然になってくると思います。

具体的なエントリーポイント

それでは、相場に合わせた具体的なエントリーポイントについて代表的なものを見ていきます。

押し目買い、戻し売り

トレンドフォローの王道手法ですね。

基本的には押し目や戻しをつけた後、反発を確認してからのエントリーとなります。

損切りは、押し目の下、戻しの上に入れます。

トレンドラインブレイク

アップトレンドやダウントレンドにおいて、その高値や安値に斜めのラインが引ける場合の手法です。

主にトレンド転換を狙う手法になります。

トレンドラインは、引く角度が少し違えば全然違うラインになってしまうので、その時点で難易度が少し高めです。

また、これは主にトレンド転換を狙う手法になってくるので、ダマシも発生しやすいことから、ブレイクする勢いなどにも注意を払う必要があります。

損切りは、直近安値や高値に入れることが多いです。

水平ラインブレイク

主要な高値や安値など意識されていると思われる価格をブレイクしたらエントリーする手法です。

トレンドラインに比べたら誰でも同じラインの引き方になりやすいので、その点では難易度はそこまで高くないです。

ローソク足の実体に引くかヒゲも加味するかという問題がありますが、個人的には、

ラインを当てながらより多くぶつかって意識されそうなところに引けばそれで良いと思います。

また、トレンドラインブレイク同様、ブレイクする際の勢いには注意する必要があります。

損切りは、上へのブレイクならラインの下、下へのブレイクならラインの上になってきます。

レンジ内での逆張り

水平方向のサポートライン・レジスタンスラインの反発を狙った逆張り、

トレンド相場の高値と安値を結んだチャネルライン内の逆張り、

主にこの2種類があります。

どちらも強力なラインとして意識されてると思われる場合に、有効になる手法です。

注意したいのは、ラインにタッチした瞬間のエントリーを狙った逆張りは、

短期的には(場合によっては長期的にも)トレンドに逆らうエントリーとなるため、

反発を確認してからのエントリーが安全度は高いです。

損切りは、反発したポイントの上や下になってきます。

エントリーポイントはみんな一緒⁈

相場に合わせたエントリーと一言で言ってもその方法は様々です。

まずは、それぞれの手法を確立して、自分のポイントまで引き付けてエントリーを行うことが利益を上げるためのスタートになってきます。

ですが、ギリギリまでこのエントリーポイントに引き付けたエントリーを行うと、実はみんな同じような価格帯でエントリーを行うことになるんですよね。

ラインだけを使ってもキリ番、フィボナッチ、

インジケーターを使ってロジック化しても移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表などなど、だいだい同じになります。

それもそのはずで波形を描きながら動く相場に合わせてトレードしようとすれば、エントリーポイントなんて限られてきますよね。

ロジックにしても、勝てるロジックというのは、始めに利益にしたい相場が合ってそれに合わせて作られます。

いずれも相場に合わすのですから、微妙な違いはあっても似通った場所がエントリーポイントになると考える方が自然だと思います。

問題は出口戦略

エントリーポイントが同じだとすれば、なぜ利益にできる人できない人、またはその利益率に差が出てくるのでしょうか。

答えは簡単で、損切りも含んだ出口の部分でトレーダーそれぞれの差が出てくるからだと思います。

エントリーポイントは良くても、チキン利食いや損切り貧乏では利益を残していくのは難しくなってきます。

理想は、損小利大であると頭ではわかってはいるんですが、これが難しいんですよね(汗)。

ここは、人それぞれ試行錯誤しながら自分の形を見つけていくべきところです。

特に利確については正解がないとよく言われるので、ここは利益を上げられるようになっても、たぶん悩み続けます。

一方で損切りは割りと明確で、エントリーの根拠が崩れた場所が損切りポイントと言えるので、あとは鉄の意思で切るだけです。

参考

エントリー後のトレード戦略について、私の場合について少し紹介します。

損切りは、先ほど書いたようにエントリーの根拠が崩れた場所です。

エントリーと同時にストップを置いているので、基本的にこれを動かさないことで損切りは自動的に執行されます。

利確については、利確ロジックもあるのですが、基本的はトレーリングストップで利益を伸ばしていくスタイルです。

その際、最初にストップを引き上げるタイミングですが、含み益が損切りに対して1:1になった時点で建値に設定し直しています。

その後は、相場が押し目や戻しをつけるタイミングでストップを移動していくようにしています。

こうすることで、負けを減らしつつ、負けがない状態で利益を伸ばしていけるので、チキン利食いをしにくくなります。

まとめ

エントリーポイントまで引き付けることが、FXで利益を上げていくためのまずは前提になってきます。

しかし、実際に利益を積み上げていけるかどうかは、出口戦略に掛かってきます。

これは利益確定だけでなく、損切りについても言えます。

いかに上手く負けて、いかに上手く伸ばすか。

これが利益を積み重ねていくポイントだと思います。

ただ利確に関しては正解がない部分もあるので、色々と試行錯誤をしていく中で自分にあったやる方を見つけるようにしてみてください。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。


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  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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