
今回は、FXで稼いでいくためのメンタル管理法について解説します。
・どうやってメンタル管理したら良いかわからない
・そもそもFXにメンタルって大事なの?
・メンタル弱くてもFXは稼げるの?
このような疑問に答えていきます。
結論として、FXで稼いでいくためにはメンタルはとても重要で、ポイントは準備と仕組み作りです。
それでは詳しく解説していきます。
目次
FXで稼ぐためのメンタル管理法

準備:検証と練習、シナリオ作成
まず、メンタルが崩れる根本の原因は、思うように勝てないことが大きいと思います。
元も子もないことを言いますが、まずは勝てるトレードルールを用意しましょう。
ただ、この勝てるトレードルールを用意する過程で行う過去検証とデモトレードという作業が、実はメンタル管理の上でもとても有効です。
どういうことかというと、結局メンタルが不安定になるのは先が見えず、このままやっても稼げるかわからないから。
だったら、未来が見えてればこの不安は解消されそうですよね。
そこで、まずは過去検証。
100トレード分くらいの過去検証を行うとそれなりのデータがわかります。
単純に稼げるかどうかだけでなく、
勝率やリスクリワード、最大損失額、最大連敗数など集計作業によって様々な数字を客観的に把握することができます。
そして、この数字を客観的に把握するという行為がメンタル管理においてとても効果的なんです。
なんとなく感覚ベースの情報ではなく、
明確な数字を頼りにすることで、実際のトレードにおいても、ちょっとやそっとの負けが気にならなくなります。
また、デモトレードについても、過去検証と同じ程度の結果が出るかを確認することで、
より検証結果を信頼することができるようになります。
つまり、過去検証で客観的な数字を把握し、デモトレードでその数字を信頼できるか確かめる。
この過程を経ることにより、実際のトレードでのメンタルはだいぶ安定するようになります。
さらに過去検証とデモトレードについて詳しくはこちらをどうぞ↓↓↓
『FXで勝てない原因は過去検証とデモトレードをしないから(やり方を解説)』
さらに、実際のトレードにおいてもエントリーチャンスが来たからエントリー、決済ポイントに来たから決済など、
心の準備が不十分なままトレードに臨むと焦りを生みやすいです。
なので、心の準備をしてからトレードに臨む。
そのためには予めトレードシナリオを作成しておくことが効果的です。
事前に、現在の相場の状況を把握しておき、その後どのような動きになったら自分はどのようなアクションを選択するのか?
実際にエントリーする場合、損切りと利確はどこでするのか?
などを決めておくと焦らずにトレードすることができます。
ここでのポイントはこのシナリオを言語化しておくということ。
過去検証と同じように、しっかりと目に見える形にしておくことがメンタル管理という観点では大切です。
このようにトレードに臨む事前の準備により、
先が見えないという不安が消え、安心してトレードをすることができるようになります。
仕組み作り:トレードノートとロット管理
続いて仕組み作りについて解説します。
と言っても、特別なことではなくちょっとした工夫をするだけです。
ますは、トレードノート。
これは振り返りのために書いている人も多いと思います(書いてない人は書きましょう!)。
普通はトレードが終わった後に書きますよね?
これをトレードする前に書いてしまうんです。
事前にトレードシナリオを作成しましょうと言いましたが、
作成したのであれば、エントリー・決済ポイント、その理由など初めからトレードノートに書いておくんです。
もちろん全ての項目を書くことが難しいのであれば、書けるところだけ、およその数字でも構いません。
これにより実際のトレードが勝っても負けても、そのトレードはやる前から結果がわかってるトレード、
すでに終わったトレードと脳を錯覚させ、安心してトレードに臨むことができるようになります。
さらに、ここでのポイントは負けたものとして損失額を書いておくこと。
こうすることで、事前にリスクを呑んで、負けも受け入れやすくなります。
トレードノートの書き方については詳しくはこちら↓↓↓
そして、最後にロット管理です。
トレード結果もですが、トレード中の含み益、含み損などの価格の上下に不安感を覚える人も多いと思います。
ここまで書いた方法で、だいぶメンタルコントロールしやすくなってる思いますが、
それでもトレード中の価格の上下に反応してしまうのであれば、それは自分のお金に対する器とロットサイズが合っていないことが原因です。
一旦ロットを小さくしてみましょう。
それで問題ないなら、しばらくして少しロットを大きくする。
それでまた様子を見て、ダメなら小さくする。
大丈夫そうなら、また少し大きくする。
ロットサイズもチャートの波形のように上下を繰り返しながら、
無理のない範囲で少しずつ大きくしていけば、徐々に大きなロットを扱えるようになります。
無理せず自分のお金の器を大きくしていきましょう。
FXにおいてメンタルはとても重要

ここまで、メンタルを不安定させない工夫を紹介してきました。
トレード経験が浅い人は、メンタルよりもまずはどうやったら勝てるかという技術面に強い関心があると思います。
もちろん技術を身につけることは、自信に繋がり、それがメンタルにも良い影響を与えます。
なので、まず技術面を鍛えることは間違っていません。
ただ、トレードは所詮ワンクリックに集約される世界。
少しの技術面の狂いが、結果を左右します。
そして、その狂いの原因はメンタルが崩れること。
身につけた技術をいつも一定の質でパフォーマンスするためにも、メンタル管理の方法も同時に学んでおくことは大切です。
また、トレーダーって基本的に孤独です。
FXの世間的な認知度は上がってきましたが、
理解がある人はまだまだ少数派で、多くの人はFXにネガティブな印象を持っています。
そんな状況なので、トレードのことを話す相手もなかなかおらず、良いことも悪いことも基本的に自己完結する必要があります。
トレーダーというのは、トレードそのものだけではなく、トレードをする環境からもメンタルが不安定になりやすい職業というわけです。
だから、しっかり結果を残すためにも、普通の人よりメンタルに気を配って、落ちない工夫をする必要があるというわけです。
FXはメンタルが弱い人でも稼げる

最後にメンタルについての個人的な考えを紹介します。
FXで稼ぐにはメンタルが重要。
それは事実ですが、じゃあメンタルが弱い人は稼げないのかというと、そんなこともありません。
というか、個人的にメンタルは鍛えようと思って鍛えられるものではないとも思っています。
自然と強くなっていたということはあるかもしれませんが、
特にトレードに関しては、何かこれをやったら強くなるというような方法は、基本的にないと思っています。
なので、根本的に発想を転換して、鍛えるんじゃなくて、崩れない工夫をする。
そうすることで、メンタルの安定を図るというのが、トレードにおけるメンタルとの正しい向き合い方だと思います。
これなら、自分はメンタルが弱いと感じてる人でもFXで稼ぐ可能性を見出せます。
メンタルが弱い自分を受け入れて、じゃあどうするか?
メンタルを意図的に鍛えることはできないと言いましたが、
実はこのアプローチが心理学的には一番メンタルを強くする方法です(笑)
まとめ:FXにおけるメンタル管理のポイントは準備と仕組み作り
今回は、メンタル管理の方法を解説してきました。
メンタルというと、精神論や意志の力だけでどうにかしようとする人がいますが、それは絶対に無理です。
というか、それじゃどうにもならないからメンタルの問題を抱える訳で。
個人的にも今まで何度もメンタルが崩壊してきて、心理学を学習したり色々試したりしてきました。
その結果たどり着いたのが、メンタルを鍛えるんじゃなくて、コントロールするというアプローチ。
そのためには事前の準備と仕組み作りが大切です。
トレーダーとしてのマインドセットを身につけたい人は、この本がおすすめ
さらにトレードの準備には、トレーダーとしてのマインドセットを身につけておくことも必要です。
本来、マインドセットなんてものは勝ってるトレーダーに直接教えてもらったり、触れ合ったりすることで身につくもの。
でも、なかなか身近にそんな人いないですよね。
そこで、このマインド部分は本で学ぶのがオススメです。
私も参考にした本はこちら。
マインドという抽象的なことを具体例を交えて書かれた本です。
おそらく最初は何を言いたいのかわからないかもしれませんが、
繰り返し読むうちに、まず具体例が頭に残り、
次第にその具体例の解釈として抽象的なことも理解できるという面白い本です。
私も書籍やオーディオブックで今でも読み返していて、読んで損はないと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。