
今回は、チャートの波形の捉え方について解説していきます。
ダウ理論を実践していく上で重要なのが波形の捉え方です。
最初のうちは波形は大きめに捉えるべきだと思いますが、トレード回数を増やすため等の理由で短く捉えるのもアリだと思います。
大切なのは、正解がない部分でもあるので、明確な意図を持って一貫性のある波形の捉え方をすることですね😌
— Hiro@FXトレーダー (@kuro871218) August 12, 2019
ダウ理論を実践していく上で重要なのが波形の捉え方です。
最初のうちは波形は大きめに捉えるべきだと思いますが、トレード回数を増やすため等の理由で短く捉えるのもアリだと思います。
大切なのは、正解がない部分でもあるので、明確な意図を持って一貫性のある波形の捉え方をすることですね。
FXをやり始めて最初に悩む裁量スキルの一つに、波形の捉え方があると思います。
今回は、この辺を深掘りしていきます。
目次
チャートの波形を捉えるポイントは「主要な」高値と安値

FXを学習し始めると、トレンド判断の方法でダウ理論に出会うと思います。
ダウ理論とは、すごく簡単に言うと、
高値と安値が切り上がっていればアップトレンド、切り下がっていればダウントレンド
というシンプルな理論です。
ダウ理論自体はすごくシンプルな理論なので、
FX初心者にもおススメでありながら、トップトレーダーにも利用されているすごく重要な裁量スキルの一つです。
ただ、ここで問題になってくるのが、何をもって高値と安値と判断するのか、
実際のチャートを見た時にこれが一番の問題になってくるんですよね。
一応、一つの目安として「主要な」高値と安値に注目するというのがあるんですが、この「主要な」がまたわかりにくい。
意識されている高値や安値と言い換えることもできますが、それでもわからない。
というのも、同じ通貨ペアでも見てる時間足や狙っている相場によって、トレーダーごとにこの「主要な」高値と安値は違うからです。
正直ここは正解がない部分なので、トレーダーそれぞれが自分なりの基準をもって相場を見ていくしかありません。
最初は大きくチャートの波形を捉える

そこで、初心者の方におススメの波形の捉え方としては、
まずは大きく波形を捉えるということです。
細かく捉えるより大きく捉える方が簡単ですし、トレンドの判断を誤る可能性も低くなります。
そうは言ってもどうやって大きく捉えたらいいかわからないという方は、
チャートをできるだけ縮小したり、
ラインチャートに切り替えてみたりなど、
物理的に大きく見ざるをえない状況にしてしまうのも一つの手です。

また、初心者にはZigZagというインジケーターもおススメです。

どうしても高値と安値の判断が難しいという人は、ツールに頼ってしまうのも最初はアリだと思います。
MT4であればデフォルトでZigZagが入っているので、これを使って波形を捉えるのもおススメです。
次第に自分のスキルが上がってくると、このZigZagが示す高値安値と自分が思う高値安値がズレてくるので、
常に表示するのではなく、たまに参考程度に表示するなど切り替えていくと良いと思います。
なので、ZigZagが邪魔になりだしたら自分の裁量スキルが上がっている証拠とも言えるかもしれませんね。
チャートの波形は明確な意図と一貫性を持って捉える

波形を捉えるに当たっては、基準を決めて一貫性を持って見ていくことが大切です。
最初は大きめに捉えて、徐々に自分がしっくりくる大きさで捉えていく。
おそらくこれでも十分FXで利益を上げることは可能だと思いますが、
さらに上を目指すのであればその捉え方に明確な意図を持つことが重要です。
先ほども書いたように別に正解がある世界ではないので、トレード回数を増やすために波形を短く捉えるのだってアリです。
そこに、短く捉えることにより、どのようなチャンスが増えるのかまで明確にイメージできているのであれば、
それはそのトレーダーにとって正解となります。
私の場合も、エリオット波動の推進1波と2波は割りと短めに捉えて、残りの3波から5波は長めに捉えることが多いです。
これは波動の特徴に基づいて見るとこうなりやすく、これにより3波や5波の初動を狙いやすくなります。
また、通貨の強弱感を判断する際には、かなり細かく高値・安値の判断をすることが多いです。
それは、今現在の通貨の勢いを知りたいためであり、あまり大きく捉えてもトレードチャンスに繋げることが難しいと思っているからです。
このように、慣れてくると複数の見方を使い分けることができるようになってきますが、これもそこに明確な意図があるからです。
ただ、何となくや勝ってるトレーダーがやっているからという理由だけで波形を捉えていると、上手くいかないことも多いです。
何よりそれでは一貫性のある捉え方自体が難しくなってきます。
ちなみに、エリオット波動についてはこちらにまとめています↓↓↓
まとめ:チャートの波形の捉え方をマスターすれば大きな武器になる
波形の捉え方という裁量スキルは、トレーダーのスキルの中でも中核をなすものと言えます。
それだけ習得するのに時間も掛かるかもしれませんが、習得できれば大きな武器にもなります。
最初のうちは、とにかく意識されてそうな高値と安値を見つけていき、
波形をなるべく大きく捉えることに集中していけば良いと思います。
慣れてきたら、自分のトレードスタイルやトレードルールにしっくりくる波形の捉え方を模索していき、
その際にはなぜそのような捉え方をするのか明確な意図と一貫性を持ってチャートを見ていくことが大切です。
この裁量スキルを身につけるには、地道にチャートに向き合っていくしかなく、一朝一夕に身につくものではありません。
しかし、それだけの可能性のあるスキルなので、ぜひ身につけてもらいたいと思います。
また、チャートの波形の捉え方について、もっと学習したいという人はこちらがオススメです。
プロのトレーダーが、実際のチャートを使って、豊富な事例を解説してくれています。
トレンドフォローの手法やラインの引き方も学べる教材で、私もこれで勝てるようになりました。
買って損はない教材です。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。