トレードスタイル 基礎知識

トレンドフォローにおける押し目買い・戻し売りのポイント(FXの王道手法)

今回は、トレンドフォローにおける押し目買い、戻し売りについて解説していきます。

先日こんなツイートをしました。

押し目が買い、戻し売りのポイント

・長期足がトレンド相場

・サポレジラインに支えられている

・フィボナッチの38.2~78.6の間くらいで調整している

・逆張りではなく、動き出してから順張りでエントリー

・ローソク足の勢いを見る(オーバーラップの有無)

この辺りを意識すると良いと思います。

今回はこの辺を少し深堀りしたいと思います。

目次

トレンドフォローには押し目買い・戻し売りが有効

トレンドフォローとは、トレンドが出ている相場でトレンド方向にエントリーすることです。

トレンドが継続しやすい相場では勝率が高く利益も伸ばしやすく初心者にもおススメのトレードスタイルです。

そして、このトレンドフォローでおススメな手法が押し目買い・戻り売りです。

その理由として、タイミングが取りやすいというのが一つあります。トレンドが発生した後に、押し目や戻りを待ってエントリーできるので慌てることなくトレードすることができます。

また、押し目や戻しの部分に損切りを設定することにより、リスクリワードが良いトレードがしやすくなります。負けるときは浅い負けで済ますことができますし、負けが浅いからこそロットを大きくしたトレードをすることも可能です。

ただ、こんな押し目買いや戻り売りもトレンドと逆方向に動いている所でエントリーをするので、押し目や戻し自体をしっかり見極めないと、いわゆるダマシや高値掴み・安値掴みをしてしまう危険があります。

そこで、押し目買いや戻し売りの勝率を少しでも高くするためのポイントを説明していきます。

押し目買い・戻し売りのポイント

・長期足がトレンド相場

・サポレジラインに支えられている

・フィボナッチの38.2~78.6の間くらいで調整している

・逆張りではなく、動き出してから順張りでエントリー

・ローソク足の勢いを見る(オーバーラップの有無)

これら全ての条件を満たすときにエントリーすべきというよりは、これらの要素を考慮した方が勝率が良いというくらいのニュアンスです。

相場に絶対はないですからね。

長期足がトレンド相場

チャートというのは、長期足の一つの波形を短期足にして見てみると図のようにいくつもの波形によって成り立っています。

なので、自分がトレードをしたい時間足の上位足もしっかりとしたトレンドが発生している相場であれば、短期足でもトレンドが発生しやすいと言えます。

例えば、4時間足の押し目や戻しを狙うのであれば、日足のトレンドを確認する。15分足を狙うのであれば、1時間足を確認する、といった具合です。

これがマルチタイムフレームという考え方ですが、詳しくはエリオット波動におけるフラクタル現象でも説明しています。こちらはエリオット波動がわからなくてもビジュアルとしてイメージを掴むには参考になると思います。

利益を出すための細分化(エリオット波動におけるフラクタル現象)

サポレジラインに支えられる

勢いのあるトレンド相場であればあまり戻さずに伸びていくので、サポレジラインに支えられることも少ないのですが、逆に勢いが弱い相場では、このサポレジラインを割ってきてしまうことが多いです。

なので、支えられたからエントリーというより、割ったらノートレードという判断の方が優位性が高いかもしれません。

ただ、支えられることをエントリーの根拠にすることも悪くはないと思います。

フィボナッチの38.2~78.6の間くらいで調整

押し目や戻しは浅すぎたり深すぎたりすると、ダマシになる確率が高まります。

そこで一つの目安としてフィボナッチ・リトレースメントを使って、その調整が38.2以上78.6未満であることを確認することが有効です。

フィボナッチ自体は各数字にピッタリ止まることが意識されがちですが、あまりそこは気にせず、この範囲に収まっていればOKくらいの認識で大丈夫です。

逆張りではなく、動き出してから順張りでエントリー

押し目や戻しが形成し終わる前や形成し終わるかどうかくらいでエントリーするのがトレンドフォローにおける逆張りです。

この逆張りはきれいに決まった時はトレンドの底から取ることができ、リスクリワードも良くなりやすいのですが、いかんせん読み誤ると勝率が低くなり、難易度の高いトレードとなってしまいます。

そこで、押し目や戻しを完全に形成し終わって再びトレンド方向に動き出してからエントリーする順張りが勝率も高く、タイミングも取りやすいのでおススメです。

確かに逆張りに比べたら利益率は低くなりますが、上位足のトレンドがはっきり出ているような勢いのある相場であれば、気にするほどのことではありません。

冷静な判断をするためにも一呼吸おいてエントリーするというのは有効だと思います。

ローソク足の勢いを見る(オーバーラップの有無)

オーバーラップとは左上の図のようにローソク足の陽線と陰線が重なり合いながらジリジリと動く様子のことです。

これはトレンドの勢いが弱い相場や調整相場でよく見られます。

このオーバーラップが押し目や戻しで発生しているときは、全体のトレンド自体が非常に強いということのサインでもあるので積極的に狙っていくのがおススメです。

ただ、オーバーラップの有無は勢いのある相場との相対的なものなので、オーバーラップ自体の見極めが難しい時があると思います。

なので、ある程度経験を積んでいく必要もありますが、最初はわかりやすいところだけやっていけば問題ありません。

これはトレード全体に言えることですね。

まとめ

ここまで、押し目買いや戻し売りのポイントを解説してきましたが、他にもまだまだあり、細かいことを挙げればキリがありません。

ただ、ここに書いていることは、わりと初心者の方でも実践しやすい内容だと思う一方で、これだけでもしっかり実践できれば結構な利益を出せると思います。

それくらいトレンドフォローにおける押し目買い・戻し売りはFXに限らずトレードの王道であり、基礎になってきます。

まずは、これを自分の武器にして、そこからアレンジを加えたり、オプションを増やしたりしていくのが良いと思います。

そして、特に初心者の方はこのトレンドフォローを比較的波形がきれいな4時間足や日足などの長めの時間足でやるのがおススメです。

長い時間足で利益を上げられるようになってきたら、時間足を落としてトレード回数を増やしても同じように利益を上げられるようになると思います。

ぜひ今回の内容を参考にしてもらえたら幸いです。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。




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  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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