今回は、エリオット波動の学習法について解説します。
エリオット波動を軸にした説明ですが、FX全般の学習に通じる部分があると思いますので、どうやって勉強していったらいいかわからないという悩みを持っている方には参考になると思います。
エリオット波動の学習で肝になるのは、波動のカウントと通貨の強弱です。まずは、この2つを徹底して練習する必要があります。
目次
通貨の強弱感を判断できるようにする
通貨ペアの強弱については、ccfp2などのインジケーターを使っていただいても構わないのですが、それとはまた違った観点から実際の通貨ペアでも強弱感の判断ができるようになっていただきたいと思っています。
ドル円、ユーロポンド、オージーニュージーの3つの通貨ペアを確認して、その強弱感を自分でチャートを見ながら考えていくことが重要です。
これを繰り返し練習していくことで、どの通貨ペアでトレンドが出やすいかを見つける作業を丹念にやっていただきたいです。
これは、最初は難しいと思います。私も通貨の強弱を判断してトレードに活かせるようになるまで1年以上かかっており、おそらくこのスキルを身につけるのには時間が掛かると思います。
ただ、これを学習することによりトレンド相場だけを狙うことができるようになります。これは、エリオット波動に関係なく、トレンド相場が事前に確認できる考え方です。ですので、これは身につけておいて損はないスキルなので、是非マスターしていただきたいと思っています。
推進波で波動のカウントは練習する
続いて、エリオット波動のカウントについてですが、これは推進波で勢いがあるときはきれいに波動のカウントをすることができます。なので、通貨の強弱感がはっきり出ているときには、エリオットカウントは非常に有効なものとなります。是非ともこれもマスターしていただきたいです。
具体的には、長期足のトレンドを見て、細分化してフラクタル現象を利用したカウントの仕方を是非ともマスターしてください。
主軸である長期足がオーバーラップをしていないローソク足の連続が起こっているときに、それを細分化するとエリオットカウントができるはずです。そのような場面で丹念にカウントの練習をしてください。
私自身もカウントの練習は、闇雲にしていたというよりも、強弱感がしっかり出ていてオーバーラップしていないローソク足を細分化してカウントをするということを繰り返していました。
この強弱感がしっかり出ていて、オーバーラップしていないローソク足を細分化すると、推進波のカウントができるということが実際のチャートで理解できると、様々なことに応用が利くようになります。
そして、これができるようになってくると利益が出せるようになってきます。
オーバーラップに注目する
それでも利益を出せない方は何を勉強すればよいかというと、オーバーラップしないローソク足がどこに出現しやすいかということを理解することがすごく重要になってきます。
これは、調整波がブレイクすると推進波が発生するということを具体的に理解するということです。オーバーラップをしているローソク足が連続している後にブレイクして、オーバーラップがないローソク足が出現します。
その出現し始めたところを細分化すると推進波の発生のタイミングがわかるようになると思います。
そして、その推進波は波動のカウントできる可能性がとても高いです。なので、まずはこのような場面を探すという練習をしていただきたいです。
この練習には、まずは過去チャートの分析を徹底的にやった後に、実際のチャートで調整波のブレイクを探していくという方法が良いと思います。
この際、主軸となる長期足はトレンドを確認すれば良いので、波動のカウントは別にしなくても構いません。とりあえずは、推進波なのか調整波なのかの区別がつけばOKです。そして、推進波だとわかったら細分化してカウントしていきます。このような方法で練習していってもらいたいと思います。
ひたすら検証を繰り返すしかないです
まずは、通貨ペアの強弱を徹底して勉強してください。
これと同時並行でカウントの練習をします。カウントの練習をする場所はまずは推進波だけで構いません。
そして、カウントする際にはオーバーラップしたローソク足からブレイクする瞬間を探していきます。
これらをまずは過去チャートで検証していきます。そして、ちゃんと推進5波動でカウントできるということをご自身で確認してみてください。これを何度も繰り返し自分の中に腑に落としてください。
その後は、リアルチャートで調整波から推進波になる瞬間を何度も見ていき、実際に理解できるようになってくると少しずつ利益出せるようになってくると思います。
これができるようになってきたら、さらに主軸となる長期足のトレンドを確認するだけでなく、カウントもしてみて、さらなる利益を追求してみても良いと思います。
エリオット波動は難しいです
私自身も正直1波目はわかりません。1波の後に2波が来て3波が来て初めて推進波だと理解できます。
しかし、これぐらいで全然問題ありません。だからこそ狙うトレンドやエントリーもすべて3波を狙っていくことになります。
なので、この点をしっかりマスターしていただけたらと思います。通貨ペアの強弱と波動のカウント+調整波から推進波になるタイミングを探すという2つ+1つの勉強でことは足ります。
言葉にすると簡単ですが、これはやはり感覚的な部分もあるので、難しいことではあると思います。なので、焦らずやっていただけたらいいと思います。
エリオット波動の勉強に限らず、まずは知識をインプットして、それを過去チャートで分析し、リアルチャートでも練習していくというのは稼げるようになるために遠回りなようで実は最短ルートです。
これら繰り返し、マスターしてからリアルマネーで実弾を投入していけば、最小限のリスクでトレードにより資金を増やしていくことができるようになると思います。正直時間は掛かると思いますが、あきらめずにやっていただけたらと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。