
今回は、今週(2020年7月27日~31日)の振り返りと
来週(2020年8月3日~7日)の相場分析をしていきます。
・エリオット波動の推進波、調整波の見極め方
・波動のカウントの仕方
・通貨の強弱関係
これらの参考にしてください。
前回の相場分析はこちら↓↓↓
【FX】今週の振り返りと来週(2020年7月27日~31日)のトレードシナリオ
目次
今週の振り返り
CADJPY 4時間足 ショート

現在日足の3波、4時間足の2波中と見ています。
先週、見立てを変えた通り、4時間足の2波であるabcde波(フラッグ)を抜けてきて、日足の3波をつけてきました。
現在4時間足の2波中だとしたら、次は3波の下落が始まるのではと見ています。
日足の3波、4時間足の3波ということで、トレードしやすい相場になるんじゃないかと考えています。
CADCHF 日足 ショート

現在日足の5波中です。先週末から本格的な下落に転じ、今週も順調に落ちてくれました。
5波のターゲットとしては、1波の始点と3波の終点、4波の終点にフィボナッチ・エクスパンションを引いた61.8%が1つの目安になります。
フィボナッチについて詳しくはこちら↓↓↓
『エリオット波動におけるフィボナッチの使い方(ゴールが予測できます)』
AUDNZD 日足 ロング

現在日足の3波中だと考えています。
一目均衡表の雲も抜けてきたので、このまま伸びていきそうですね。
週足が推進の1波という仮定での話なので、短期トレードなどで攻めるのが良いかもしれません。
AUDUSD 1時間足 ロング

現在日足1波、4時間足5波、1時間足の5波です。
狙い通り上昇していきましたが、ジリジリとした上昇でちょっとトレードしにくい相場だったかもしれません。
通貨の強弱
先週末時点では、EURが一番強く、USDが一番弱い通貨として
EURUSDを1つ注目通貨ペアに挙げていましたが、順調に伸びていきました。
【EURUSD 1時間足チャート】

ただ、エリオット的には5波であることや、明確な押し目をつけなかったので、逆に狙いにくい通貨ペアだったかもしれません。
一方で、AUDNZDが直近高値を更新し、NZD売りを考えていたところ、
EURGBPが安値を更新して下落トレンドに転換したので、GBPNZDに切り替えて監視をしていました。
【AUDNZD 4時間足チャート】

(日本時間7月28日10時に高値更新)
【EURGBP 4時間足チャート】

(日本時間7月29日2時に安値更新)
【EURGBP 1時間足チャート】

(黄色の縦線がEURGBP安値更新のタイミング)
すると間もなく、押し目をつけて上昇していきました。
現在の利益幅としては250pipsくらいで、安値を更新することもなく、十分な含み益ということで週末持ち越しです。
来週のトレードシナリオ
引き続きCADJPY、CADCHF、GBPNZDを見守っていきますが、エリオット的に来週攻めやすそうな通貨ペアは見つけられませんでした。
そこで、来週は通貨の強弱を狙ったトレードだけを考えていきます。
通貨の強弱関係
USDJPY 4時間足

日足は、下落トレンドとなっています。
4時間足は、高値を更新し、上昇トレンドとなっています。
この動きから、USDが強く、JPYが弱い通貨と判断しました。
EURGBP 4時間足

日足は、上昇トレンドとなっています。
4時間足は、安値を更新し、下落トレンドとなっています。
この動きから、GBPが強く、EURが弱い通貨と判断しました。
AUDNZD 4時間足

日足は、上昇トレンドとなっています。
4時間足は、直近高値を更新し、上昇トレンドとなっています。
この動きから、AUDが強く、NZDが弱い通貨と判断しました。
狙うべき通貨ペア
週末時点の相場では、
強い通貨は、USDとGBPとAUD
弱い通貨は、JPYとEURとNZD
と判断しました。
そして、強い通貨同士では、GBPが一番強く、
弱い通貨同士では、JPYが一番弱いという状態です。
そこで、現在一番勢いがある通貨ペアはGBPJPYとなっています。

エリオット波動的には、4時間足は現在3波中です。
押し目を付けたところを狙いたいですが、ちょっと勢いが強すぎてここからは狙いにくいかもです。
引き続き監視していきますが、通貨の強弱に変化があればそちらに乗り換えるか、平行して監視していきます。
まとめ:来週はゆっくり相場と向き合う
来週は、通貨の強弱を狙ったトレードを検討していきたいと思います。
今のところエリオット的にスイングで狙えそうな通貨ペアがないですし、
保有中のポジションもあるので、無理してトレードするつもりはありません。
また、通貨の強弱を狙ったトレードもトレンド転換した瞬間を狙うものです。
なので、強弱関係に変化がなければトレードしません。
そもそも4時間に1回くらいしかチャートをチェックしていないので、比較的リラックスして相場と付き合っていますが、
時にはさらに相場との距離を取って、オンとオフを切り替えることも大切だと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。
同じようなエリオット波動分析をしたい方はこちらの記事もどうぞ↓↓↓
一部有料ですが、無料部分だけでもエリオット波動の基礎は十分学習でき、この相場分析記事の解説の裏側まで理解できると思います。