環境認識 通貨の強弱

CCFpの使い方(簡単に通貨の強弱が判断できます)

2019年6月16日

今回は、通貨の強弱を判断するインジケーターであるCCFpについて解説します。

通貨の強弱判断をアナログでやろうとすると手間が掛かりますし、

判断が難しい場面もよくあるので、それを補助するツールです。

CCFpの解説に入る前に改めて通貨の強弱とは?ということを説明していきます。

目次

通貨の強弱とは?

改めてFXとはどんな投資商品かというと、

2国間の通貨の差益を取っていく投資商品です。

なので、その差益が大きくなればなるほど利益になるわけです

(損失の可能性もありますが...)。

したがって、相対的に一方が買われていて、もう一方が売られている通貨ペアを選択すれば良いことになります。

そのような通貨ペアを選択することができれば、トレンドが発生しているということです。

逆にどちらも買われている又は売られている通貨ペアであれば、

相場は拮抗しレンジ相場となってしまいます。

手法によってはレンジ相場でも利益を挙げられると思いますが、

トレンド相場の方が断然利益を挙げやすいと思います。

エリオット波動的にも3波か5波を狙っていく以上、レンジ相場はなるべく避けて、トレンド相場でトレードをしていくべきです。

なので、通貨ペアの選択において一番買われている通貨と一番売られている通貨の組み合わせを選択することができれば、

そこにはトレンドが発生し、

エリオット波動的にもきれいな推進波が形成され、トレードもしやすくなります。

逆に、通貨の強弱があいまいになるほど、勢いがない推進波になり、イレギュラーなパターンも出現しやすくなります。

なので、トレードするにあたって、通貨ペアの選択はとても重要になってきます。

CCFpの使い方

そして、この通貨ペアの強弱は各通貨ペアのトレンド方向を確認して比較をしていけばわかります。

参考≫FXは通貨の強弱を意識することで勝率・利益率をアップできる

しかし、そもそもトレンドの判断が難しい相場もあり、最初のうちは特に分析に時間が掛かると思います。

そこで、少しネットで探せば、いくつかMT4で使える通貨の強弱を判断するインジケーターを見つけることができると思います。

それぞれ微妙に違っていて好みによるところが大きいと思うので、いろいろ試してみることをお勧めしますが、

今回は私も使っているCCFpというインジケーターを紹介したいと思います。

ダウンロード≫CCFP

Chart USDJPY-a, H4, 2020.07.03 01:20 UTC, OANDA DIVISION9, MetaTrader 4, Real

これは各通貨の強さをラインで表示しており、簡単に言うと上にあるものほど強く、下にあるものほど弱いことを示しています。

この例でいうと緑のラインであるドルが一番上にあるのでドルが一番強く、

水色のラインであるニュージーランドドルが一番下にあるのでニュージーランドドルが一番弱いということになります。

それでは、NZD(弱)/USD(強)の実際のチャートです。

勢いよく下落しているのがわかると思います。このようにしてccfp2は見ていきます。

ただ、単純に一番上と一番下の通貨ペアを選んでしまうと、

すでに伸び切っていて推進波の終盤であることもよくあります。

そこで、より大事なのはラインの傾き具合です。

たとえライン自体は下の方にあったとしても、

上方向に急激に傾いて上げ始めている通貨はその時点で最も強い可能性があり、これから大きなトレンドを形成することもあります。

トレードするにあたっては、当然伸び切った相場よりもこれから伸びる可能性のある相場でトレードしたいので、

このようなラインの動きをしている通貨を選んでいくのがポイントとなってきます。

今回の画像でいうと真ん中らへんにあるオレンジのラインであるスイスフランが上に傾き始めています。

一方、上から順番にカナダドル(紫)、ユーロ(青)、ポンド(赤)が下に傾き始めているので、

これらの通貨の組み合わせがこれからトレンドを形成しやすく面白いのではないかと判断できます。

それでは、この強弱判断をする時間足ですが、これはトレードする時間足によって調整していきます。

例えば1分足でトレードするのに月足の強弱を見ても仕方ないですよね。

ただ、スイングトレードでもデイトレードでも4時間足レベルで強弱は確認していた方がいいと思います。

さらにデイトレード以下では1時間レベルでも確認しておいた方がいいです。

確認するタイミングとしては4時間足レベルは1日1回、

1時間足レベルは東京タイム、ロンドンタイム、ニューヨークタイムなど自分がトレードする時間に1回見たらいいと思います。

4時間足と1時間足の両方で強弱を確認する場合、

両者の強弱が一致したときがエントリーのタイミングだと考えてください。

このように各自のトレードスタイルによって微調整していってください。

CCFpを使った具体的なエントリーの手順

次に、通貨の強弱も加味してエリオット波動を使ってエントリーする手順の具体例を紹介します。

①週足や日足などの長期足で推進波の3波や5波を探す

 (特に直近の勢いを見る)

②4時間足レベルの強弱を確認して通貨ペアを選択

 (①と同方向の通貨ペアでなければノートレード)

③1時間足レベルで調整方向から推進方向に動き出すのを待つ

④15分足でタイミングを計ってエントリー

となります。

スイングトレードであれば③の段階でエントリーしてもいいと思います。

これはあくまで一例です。私は面倒くさがりなので、これを少し応用し

①中期足の調整波(推進2波や4波)を探す

②長期足が中期足と同方向に勢いのあるものをトレード候補にする

③中期足で推進方向に動き出したら短期足でタイミングを計る

④短期足でエントリーポイントが来た際に通貨の強弱も問題なければエントリー

と少し順番を変えて手を抜いている部分もありますが、理屈はどちらも同じです。

要は、通貨の強弱判断を最初にするか、最後にするかの違いです。

エリオット波動はマルチタイムフレームをフルに使ってトレードしていくので、少し難しく感じたかもしれません。

そのうえ、通貨の強弱も考慮するとなると大変ですよね。

私も最初はなかなか理解できず、いろいろ試行錯誤して自分のスタイルを確立しました。

ただ、慣れてくれば分析に時間は掛かりませんし、やってることも実際シンプルに感じてくると思います。

それにマルチタイムフレームを使った考え方は、何もエリオット波動に限った話ではないので、

トレーダーであれば身に着けておくべきスキルだと思います。

FXにおける通貨の強弱についてより詳しく学ぶにはこちらの教材もおすすめ

通貨の強弱を調べて通貨ペアを選ぶ理屈は、1度理解してしまえばそんなに難しくありません。

しかし、実際のチャートでやろうとすると難しく感じると思いますし、今回紹介したCCFpもコツを覚えるのに時間は掛かると思います。

そこで一番効率の良い学習法が、ケーススタディです。

プロの強弱判断を見て、マネる。

これが最も身につきやすいと思います。

私が参考にした教材がこちら。

トレンド・ディスカバリーFX

私もこの教材でこのスキルを磨きましたし、とてもわかりやすいと思います。

また、エリオット波動によるトレードをすごくシンプルにしたロジックもコンテンツとして入っています。

それでは今回は以上になります。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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