FX学習法 トレードシナリオ

FXにおけるトレードノートの書き方(隠れた効果も解説)

2019年7月2日

今回は、FXのトレードノートの書き方について解説します。

・トレードノートって意味あるの?

・トレードノートの書き方がわからない

・書いているけど勝てない

このような悩みを持っている方にとってはヒントになると思います。

結論として、トレードノートを書いたからといって勝てるようになるとは限りませんが、

書き方とその振り返りの仕方次第では、負けが大きく減る可能性があります。

目次

FXにトレードノートは必要?

トレードノートは書いた方が良いと聞いたことがある人も多いと思います。

一方で、書かなくても稼いでいるトレーダーがいるのも事実です。

個人的にはトレードノートを書いたからといって勝てるようになるとは思いませんが、

自分のトレードを改善するツールにはなると思います。

トレードノートを書くことによって、自分のトレードを強制的に振り返る機会を作ることができます。

また、日々のトレードノートから勝てた理由や負けた理由を抽出していくことによって、トレードルールの改善・精度の向上が期待できます。

つまり、どれだけ真剣に書いたか、振り返るかでトレードノートが有効なツールになるかが決まります。

私も真剣にトレードノートを書き出してからは、少しずつ勝てるようになったのですが、

書くことをサボりだしたらまた勝てなくなるという経験を繰り返してきました。

なので、安定して勝てるようになってきた今でも、簡単にですがトレードノートは書いています。

また、トレードノートを書く二次的な効果として、

・エントリーが客観的になりやすい

・ポジポジ病予防

・負けた後のメンタル改善

などもあります。

トレードノートに書くことを前提でトレードを行うので、あとで説明できないトレードをすることが減ってきます。

結果、根拠のあるエントリーが増え、ポジポジ病の予防にもなります。

また、負けたあとにトレードノートを書いてしっかり振り返ることにより、気持ちの切り替えにも役立ちます。

個人的には、書くこと自体のメリットとしては、このメンタル面の効果が大きかったです。

このように、トレードノートを書くことはメリットこそあれ、デメリットは特にないと思われるので、

勝てなくて悩んでいるトレーダーは書いてみてはいかがでしょうか。

FXにおけるトレードノートの書き方

それでは、トレードノートの有効性は理解できたとして、何を書いていけば良いのでしょうか。

基本的にはどんな書き方でも良いと思うのですが、

ポイントはあとで見返したとき「そのトレードを再現できるか」だと思います。

そのためには、

・通貨ペア

・エントリー日時

・エントリー価格

・買いor売り

・ロット数

・S/Lの価格+pips

・T/Pの価格+pips

・エントリーの理由・反省点

・エグジット日時

・エグジット価格

・損益+pips

・エグジットの理由・反省点

・チャート画像

などの情報が必要なのではないでしょうか。

エントリーの理由には、その通貨ペアを選んだ理由やロジック、時間足、タイミングなどをS/LやT/Pも加味して書いていきます。

その際にもっとこうすれば良かった点や、ここは良かった点などを振り返りながら書いていくと良いと思います。

エグジットの理由や反省も基本的には同じです。

予定していた価格より早く損切りや利確をした場合はその理由、

逆に遅く損切りや利確をした場合にもその理由を詳細に書いていきます。

最後にこれらの情報を盛り込んだチャート画像を一緒にすれば、どんなトレードをしたか手に取るようにわかると思います。

また、これだけしっかり振り返れば日記のような効果として、先ほど書いたようなメンタル面の安定にも役立つと思います。

感情的になってトレードしてしまうという方は、これだけでも書く価値はあるのではないでしょうか。

トレードノートは手書き、PCどちらでもOK

これを手書きかPCなどで書くかは好みの問題です。

手書きの方が頭に残るという人もいるでしょうし、面倒くさいと続かないからPCで管理というのも良いと思います。

中には、手書きでチャートのローソク足を1本1本書いていくことによって、

動き方の特徴が理解できるようになると言う人もいるので、ここら辺は本当に好みです。

手書き派の人は普通のノートの他にFOREX NOTE のような手帳タイプもあります。

こちらはトレードの記録の他にも様々な情報が載っており、私の周りのトレードでも使っている人が何人かいます。

余談ですが、私はPC上のチャートをマウスでなぞるということをやっていました。

初心者のころにトレンドの大きな波を掴む練習としては一定の効果があったと思っています。

ちなみに私は、1トレードをWordの1ページを使って書いていました。

チャートもスクショで張り付けた上で、印刷して一つのファイルで保管して見返しやすい状態にしてました。

画像

トレードノートを活用してFXの成績を向上させる

このようにしっかりトレードノートを書いていれば、書くだけでもそれなりの効果はあると思いますが、

これを利益に繋げていくためにはさらなる振り返りが必要です。

それは、トレードノートを振り返って、良かった点や悪かった点を抽象化して、自分のトレードルールを改善していくことです。

例えば、トレードノートを振り返ってみて、自分の悪いクセに気づいたならば、それを防ぐためのルールを新たに加えます。

そして、そのルールの下、またトレードをして改善点が見つかればルールを見直していくという作業を勝てるようになるまで続けます。

こうして、自分のフォームを固めていくことが稼ぐトレーダーになるための条件だと思います。

これを繰り返してフォームが固まってくれば、

まだ大きくは勝てなくても、まずは負けが減ってくると思います。

これから先、稼ぎ続けるためにもまずは相場で生き残らなければいけません。

そのために大きく勝てなくても負けを減らすというのは、とても大切なことだと思います。

ちなみに現在の私のトレードノートは、チャートも載せずにExcelで管理する本当に簡単なものなのですが、一つだけ工夫していることがあります。

それは、エントリーした時点でトレードノートの書けるところを書いていくのですが、

損益額やpipsのところに、損失額やマイナスpipsもその予定額を先に書いておくことです。

当然、通算損益もその分マイナスで計算されます。

これによりエントリーして資金をリスクに晒した時点でそのお金はなくなったものと考えることにしています。

含み損が増えていって、口座資金が減っていく様子を見てもハラハラしながら見るのと、

想定内という気持ちで見るのとでは精神的な負担が違ってきます。

また、利益も大きく伸びるに越したことはないですが、

プラスにさえなればOKというスタンスでいられることにも繋がります。

まあ気持ちの問題なんですけど、こういうひと工夫が意外と効果があったりします。

よかったら試してみてください。

是非、有意義なトレードノートを作って、そこからの振り返りにより稼げるトレーダーになっていきましょう。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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