
この記事ではFXの鉄板チャートパターンについて解説していきます。
・鉄板パターンを作りたい
・勝率を上げたい
こんな悩みを解決していきます。
今回紹介する鉄板チャートパターンは、実際に私も使ってFXで利益を上げているものです。
再現性も高く、初心者から上級者まで活用できるものだと思っています。
では、詳しく説明していきます。
目次
FX鉄板チャートパターン

今回は紹介する鉄板チャートパターンは「N字」です。

いわゆる、トレンドフォローでよくある押し目買いや戻り売りですね。
初心者向けで紹介されることの多いこのN字ですが、実は奥が深く上級者でも十分使えるチャートパターンです。
見た目もシンプルで、ネックラインを抜け後に、一度押し目をつけて再度上昇するチャートパターンです(下落はこの逆)。
エントリーポイントは、
ネックラインで逆張り的に仕掛けるパターンと
ネックラインでの反発を確認して順張り的に仕掛けるパターンの2つがあります。

この際、損切りはネックラインの少し下に置くことが一般的です。

チャートパターン攻略の4つの鉄板ポイント

N字は、形がシンプルでわかりやすいこともあって初心者向けに紹介されることも多いですが、
実は押さえるべきポイントがいくつかあります。
それがこの4つ
①上位足と同じ方向
②ネックラインでの反発を確認
③フィボナッチの38.2~50.0、61.8~78.6に収まっている
④ローソク足が重なり合っている(オーバーラップ)
この4つを押さえるだけで初心者向けのチャートパターンである「N字」が、FXにおける鉄板チャートパターンに変わります。
それでは1つずつ見ていきます。
①上位足と同じ方向
まずは基本的なことからですが、上位足と同じ方向に動いているかを確認します。
これはN字に限った話ではないですが、
私は、チャートパターンとは上位足との関係で成り立つものだと思っています。
つまり、一つの時間軸でチャートパターンが形成されたからと言って、それ単独では何の優位性もないと思った方が良いです。
例えば、ヘッド&ショルダーなんかも、上位足が下落トレンドの戻りで発生するから、チャートパターンとして優位性があると考えられます。

なので、チャートパターンからトレードできそうな相場を探すことは自体は問題ありませんが、必ず上位足との関係も気にするようにしましょう。
②ネックラインでの反発を確認
次に、注目すべきポイントはネックラインでの反発です。
先ほど、N字のエントリー方法として、
ネックラインで逆張り的に入る方法とネックラインでの反発を確認して順張り的に入る方法を紹介しました。

リスクリワードを考えると
ネックラインにギリギリまで引き付けて逆張り的に入る方法が良いですが、この方法だと勝率が低くなりやすいです。
N字はよく出現するチャートパターンですが、いつもネックラインに綺麗に反発して伸びていくとは限りません。
ネックラインを少し割って反転していくことも珍しくなく、
その場合、ネックラインの下に置いた損切りに引っかかる可能性も高まります。

逆張り的なエントリー方法は、そのエントリーのタイミングや損切りを置く位置が難しく、それこそ上級者向けの方法です。
なので、私はネックラインの反発を確認してからの順張り的なエントリーをおすすめします。
この方法であれば反発を確認してから入るので勝率も高くなりやすく、
ここで紹介する他のポイントも踏まえればリスクリワードもそれなりをキープしやすいはずです。
なので、N字はネックラインの反発を確認してからエントリーをしましょう。
③フィボナッチの38.2~50.0、61.8~78.6に収まっている
次に紹介するポイントは、押し目や戻りの深さについてです。
これは、私の経験則にもなってきますが、
N字における押し目(戻り)は、浅すぎても深すぎてもその後のチャートの動きが不規則になりやすいです。
そこで、この浅すぎ・深すぎを測るツールがフィボナッチ・リトレースメントです。
具体的には、N字の高値と安値にリトレースメントを引いて、
押し目が38.2~50.0%または61.8~78.6%に収まっていればチャートの形としては合格です。

逆にこの範囲からはみ出るN字のチャートは注意が必要です。
④ローソク足が重なり合っている(オーバーラップ)
最後のポイントは、ローソク足の重なり合い具合です。
どういうことかと言うと、
押し目を付ける際に、陰線が連続して下げているチャートより、
陽線と陰線が入り混じりながらジリジリと下げているチャートの方が、その後に勢いよく上昇していきやすくなります。

このローソク足が重なり合っている状態のことをオーバーラップと言いますが、
簡単に言うと、これは相場にエネルギーが溜まっている状態ということ。
今まで上昇してて、一旦下げるけど、それでも上昇しようというエネルギーと拮抗しながら下げている状態です。
だから、ネックラインで買いの勢力が加わると、その溜まっていた上昇のエネルギーが一気に加速していくという訳です。
このオーバーラップにまで気にしているトレーダーというのは意外と少ないので、ここに注目するだけで勝率や利益率が上がりやすくなります。
ぜひ取り入れてみてください。
FXは鉄板チャートパターンが1つあれば十分

ここまでN字の押さえるべきポイントを解説してきましたが、要するにエントリーを絞るという発想が大切です。
ですが、そうなるとトレード回数が減ることを心配する人もいるかもしれません。
中には、じゃあもう1つ、2つ鉄板パターンを作ろうと考える人もいるかもしれません。
ですが、鉄板のチャートパターンは1つあれば十分というのが私の考えです。
それはFXという金融商品は、pips×ロットで利益が決まるから。
つまり、トレード回数が少なくても、
確実にpipsを獲得して、そこにロットを張っていけば、利益は青天井なのがFXなんです。
レバレッジを掛けられるという性質からも、FXをやるからにはいかにロットを張るかという発想は合理的だと思います。
ただし、ハイレバトレードを推奨してる訳ではないのでご注意を。
あくまで私が推奨してるのは自分にとっての「ハイロット」トレードです。
また、今回紹介したN字のチャートパターンは他と比べると取り組みやすい方だと思います。
ただ、それでも押さえるべきポイントとして4つ紹介しており、他にも鉄板パターンを増やすとなるとさらに時間やエネルギーが必要だと思います。
だったら、1つの鉄板パターンをトコトン磨いてロットを張っていった方が良くないですか?
トレードすること自体が目的なら別に良いですが、
FXで稼ぐことが目的なら鉄板のチャートパターンなんて1つあれば十分だと思いますよ。
まとめ:チャートパターンはポイントを押さえて活用しよう
N字(押し目買い・戻り売り)のポイント
①上位足と同じ方向
②ネックラインでの反発を確認
③フィボナッチの38.2~50.0、61.8~78.6に収まっている
④ローソク足が重なり合っている(オーバーラップ)
今回は、FXにおける鉄板チャートパターンとして、
N字とその4つポイントを解説してきました。
チャートパターン自体は、この他にもいくつもあり、ネットを検索すればすぐに出てくると思います。
ですが、そのチャートパターンを実際の相場に当てはめるだけで勝てるものというのは、実はありません。
今回紹介したN字の4つのポイントのように、ポイントを押さえて利用しないとチャートパターンで勝つというのは難しいです。
逆に、ポイントさえ押さえて活用することができれば、それは自分の鉄板チャートパターンに変わります。
また、今回紹介したポイントは、他のチャートパターンでも利用できる部分があるので、ぜひ試してみてください。
さらに、今回チャートパターンという形でN字を紹介してきましたが、これって要はトレンドフォローにおける押し目買い・戻り売りです。
この押し目買い・戻り売りを基本から学びたい人や手法として探している人は、こちらの教材がおすすめです。
押し目買い・戻り売りの基礎から応用まで学べる上に、エントリー方法がロジック化されているので初心者から中上級者までおすすめです。
私もこれで学んで初めて月間プラスを達成した、思い入れのある教材です。
興味のある方はぜひ試してみてください。
レビュー記事はこちら↓↓↓
『トレンドハンターFXレビュー(トレンドフォローの基本を学ぶには最適です)』
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。