
・FXのチャート分析が難しい
・チャート分析のポイントが知りたい
・チャート分析しても勝てない
今回は、FXチャートを分析する際のポイントを解説していきます。
先日こんなツイートをしました。
わかりやすいところでだけトレードする
よく言われることですが、わかりやすいかどうかの見極めポイントの1つが
一瞬でチャートを見て判断できるかどうか通貨ペアや時間足を素早く切り替えながらでも目を引くポイントは自分にとってわかりやすいポイントです
じっくり分析するのはそれから
— Hiro@FXトレーダー (@kuro871218) October 5, 2020
わかりやすいところでだけトレードする
よく言われることですが、わかりやすいかどうかの見極めポイントの1つが
一瞬でチャートを見て判断できるかどうか
通貨ペアや時間足を素早く切り替えながらでも目を引くポイントは自分にとってわかりやすいポイントです
じっくり分析するのはそれから
結論しては、わかりやすい場所を探して、そこだけ深く分析する。
でも適度に肩の力を抜いて分析する。
これがポイントです。
目次
FXチャートの分析ポイント(わかりやすい場所だけする)

鉄板パターンを確立しておく
ずばり、チャート分析のポイントは、わかりやすい場所だけすることです。
なんだそんなことか、と思われたかもしれませんが、
負けてる人の多くは、難しいところを難しく分析してトレードしちゃってます。
大前提として、トレードなんてわかりやすくて、自分の得意なところでだけすれば良いんです。
何も、あえて難しいところを選んでする必要はありません。
そのためには、チャート分析をする前に、自分の得意なパターン、鉄板パターンを確立しておく必要があります。
鉄板パターンが確立しているから、わかりやすい・わかりにくいの判断ができる。
チャートパターンやローソク足の形、インジケーターの組み合わせ、別に何でも良いです。
まずは、自分の鉄板パターンを作りましょう。
ちなみに私は、エリオット波動のチャートパターンとローソク足の形に注目しています。
画像のようなパターンが、自分の中では鉄板です。

エリオット波動については、こちらで詳しく説明しています。
画面を素早く切り替える
鉄板パターンを作ったら、それを探していく作業になりますが、ここでもポイントがあります。
それは、画面を素早く切り替えながら鉄板パターンを探していくこと。
ここで目についたチャートだけ、さらに分析していきます。
なぜこのようにするかと言うと、人間は見たいもの見る性質があるからです。
誰が見ても同じ1つのチャート画面でも、見る人によって見え方は変わります。
そこまでは良いんですが、トレードしたいと思って見ていると、だんだんエントリーチャンスがあるように見えてくる。
つまり自分に都合の良いようにチャートを解釈してしまうのです。
そこで、なるべくフラットな状態でチャートを見るために、一瞬で自分の鉄板パターンだとわかったチャートだけ分析していく。
こうすることで、バイアスをかけずに見ることが可能になり、
その時の自分のレベルに合ったわかりやすいチャートが選別される結果にもなります。
複数の時間軸や通貨ペアでトレードする人は、特にこの方法が有効だと思います。
FXチャートを深く分析する

マルチタイムフレーム
チャートパターンを使ったトレードのほかに、インジケーターのサインを利用したやり方もありますが、
いずれにせよどのような相場の動きの中で、それらが出現しているかがポイントになってきます。
そこで必要な分析が、マルチタイムフレーム分析(MTF分析)。
自分が見ている時間足のチャートパターンやサインが、上位足ではどのように位置づけられているのか。
これを探っていきます。
例えば、買いのチャートパターンやサインが出ても、上位足が下落トレンドならトレードは避けるのが無難です。
最初のうちは、このように上位足と同じ方向にトレードするというくらいの分析でも十分。
慣れてきたら、長期足がこんな動きのときに、中期足のこの波を、短期足でタイミングを図って狙う
というように、各時間足を見る目的や狙いを明確にしてマルチタイムフレーム分析を行えるようになると、さらに勝率や利益率アップを期待できます。
ライン引き
次にライン引き。
斜めのトレンドラインも水平ラインもポイントは、意識されているところに引く。
言い換えると、利いているところにラインを引くことです。
これは当たり前のことですが、ラインを引くことを目的にしてしまうと、
ここでも自己都合でチャートを見てしまい、引きたいように引いてしまいがちです。
なので、引けそうなところに引くのではなく、チャートを俯瞰的に見て、利いてそうなところに引くことがポイントになってきます。
その際は、マルチタイムフレーム分析なども使って、上位足で特に意識されているラインを見ることが効果的です。
時間軸が長くなるほど、見ているトレーダーも多いですからね。
ここで注意すべきは、まずは水平ラインからチャレンジしてみる、
トレンドラインは中上級者向けという認識を持っておいてください。
というのも、ラインは他のトレーダーが意識する所に引けていないと意味がありません。
そうすると、水平ラインはローソク足のヒゲと実体のどちらに引くかという問題はありますが、誰が引いてもある程度同じラインになります。
(ちなみに世界的にはヒゲに引く方が多数派なようですが、実際は引く際に利いている方に引けばOKです。)
一方で、トレンドラインは斜めにラインを引くという性質から、
結び方1つでラインの角度が変わってしまい、角度が少し違えば全く違うラインになってしまいます。
また、ラインの反発を狙う逆張りをするのか、ブレイクアウト狙いなのかによっても引き方が変わってきます。
なので、まずはシンプルな分析ができる水平ラインからマスターするのがオススメです。
通貨の相関関係
さらに中上級者向けになりますが、通貨の相関関係をチェックすることで、より勝率や利益率の向上が期待できます。
通貨の相関関係とは簡単に言うと、今買われている通貨と売られている通貨を調べること、
つまり自分の売り買いの目線と通貨の強弱関係が一致しているかをチェックすることです。
例えば、ドル円チャート的には買いだと判断しても、
実際にはドルは売られている通貨、円は買われている通貨だったら、ドル円は下落していきます。
このようなミスマッチを防ぐために、通貨の相関関係をチェックします。
これをエントリー前にするだけで、下手に聖杯探しをするより勝率は上がります。
詳しくはこちらをご覧ください。
『FXは通貨の強弱を意識することで勝率・利益率をアップできる』
FXで稼ぐためには一生懸命チャート分析はしないこと

FXで稼ぐためにチャート分析は不可欠です。
しかし、分析に夢中になるあまり、インジケーターやラインをたくさん表示して、ローソク足が見えなくなってしまっている人もたまにいます。
(というか過去の私がそうでした汗)
こうなると、情報過多になってしまい、トレードにも迷いが生じ、結局は中途半端になりがちです。
よく勝っているトレーダーは、相場をシンプルに見ていると言いますが、これは私も実感するところです。
相場なんて所詮上がるか下がるかの世界という当たり前のことを考えると、
チャート分析もシンプルに行うというのは、ごく自然な流れではないでしょうか。
そういう意味では、FXで稼ぐためには一生懸命チャート分析をしないことがポイントと言えるかもしれません。
肩の力を抜いて分析してみましょう。
まとめ:あくまでチャート分析はFXで稼ぐための手段
ここまで、チャート選別のポイントや分析方法を解説してきましたが、
あくまでチャート分析の根底にあるのは、FXで稼ぐという目的です。
分析は手段であって、目的は利益を上げること。
この目的と手段が逆転してしまい、チャートを分析することが目的になっているように見える人が、勝てていない人には多いように感じます。
チャートにインジケーターやラインをたくさん表示して、トレーダーっぽいなと悦に浸りだしたら要注意です。
目的はトレードで利益を上げること。
そして、相場って意外とシンプルだということ。
この2つを忘れずに、チャート分析はしていていきましょう。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。