
今回は、FXで稼ぐことは果たして可能なのかについて解説していきます。
・FXって稼げるの?
・勉強すれば大丈夫?
・頑張って努力しても稼げないんだけど?
このような悩みがある人の参考になると思います。
結論として、FXは努力のベクトルが合ってさえいれば遅かれ早かれ稼げるようにはなります。
それでは詳しく説明していきます。
目次
FXで稼ぎ続けられるのは全体の5%
人それぞれFXを始めた理由はあると思いますが、結局お金を稼ぎたいからという理由だと思います。
当たり前ですが(笑)。
ただ、そこからの発想としてすぐに稼ぎたい、すぐ稼げる手法を知りたい、と少し短絡的に考えてしまう人が多いように思います。
私もそうでした。
こういう人の特徴としてあまり努力せず、すぐに結果が出ないと飽きてやめちゃうことが多いです。
相場での世界で稼ぎ続けることができるのは、全体の10%や時には5%なんて言われており、大多数の人は稼げずに終わってしまうということです。
残念ながら一朝一夕に稼げる方法なんてあるわけないですよね…。
つまりこの10%や5%に入るための努力は少なくともしていかないとFXで稼げるようにはならないということです。
じゃあ「たくさん勉強してトレード頑張って努力しましょう」では稼げるようにならないのが、残念ながらFXです。
相場の世界は一般社会とは真逆
FXはレバレッジも掛けれることから楽に稼げるというイメージで参入してくる人が多いです。
なのでほとんど勉強もせずに、いきなりトレードばかりしてしまう人もたくさんいます。
95%は稼げないという事実は、このように勉強をしない人、もしくはしても続けられない人が多いからではないかと個人的には思っています。
であれば、勉強もなにもしないよりしている人の方がマシなんですが、それだけではなかなか5%に入ることは難しいです。
というのも、学校教育を受けて企業に就職するという大多数の人が辿る一般社会の世界観と相場の世界観は様々な面で真逆であることが多いからです。
例えば、私たちはどうしても目の前の問題に対して正解を求めてしまいがちです。
これは学校教育や社会人として働く中で植え付けられているのだと思います。
しかし、相場の世界には正解はありません。
セオリーなどはありますが、それも絶対ではなく優位性が少しある程度です。
結局、稼げていれば正解の世界が相場の世界です。
聖杯探しをしてしまう人の心理もこれに近いものがあると思います。
相場の世界に正解を追い求めるあまり、あれこれ手を出してしまう。
まったく勉強も何もしない人よりはマシかもしれませんが、絶対稼げる手法、すぐに稼げる手法というものを求める限りなかなか勝てるようにはなりません。
また、一般社会では頑張る=行動するという考え方で大体のことが上手くいきます。
その結果、相場の世界でもPCに張り付いてトレードを頑張る人も多くいます。
しかし、相場の世界では「待つのも相場」と言われるように、
どれだけ我慢して待つことができるかが、すなわち努力だったりします。
稼げてるトレーダーほど暇を持て余している人が多かったりもします。
つまり、FXで稼げるようになるためには努力は絶対に必要ですが、
その努力のベクトルが正しい方向に向いていなければ、いつまで経っても5%に入ることはできません。
逆に言えば、正しい努力さえしていれば遅かれ早かれ稼げるようになることは可能だと思います。
資金管理と環境認識がすべて
それでは、正しい努力とは何でしょうか?
これをはっきりさせるにはFXで稼げるようになるために身につける必要のあるスキルを明確にすれば良いと思います。
では、そのスキルとは何かというと、ずばり資金管理と環境認識です。
簡単に説明すると、資金管理は相場で生き残るために、環境認識は利益を挙げるためにとても大切なスキルです。
FXでは、いかに勝つかよりもいかに負けないか、いかに上手く負けるかが重要になってきます。
まずは相場の世界に生き残らなければ話になりません。
そのために重要なのが資金管理です。
間違っても一発退場のようなトレードはすべきじゃないですし、トレードをしていると連敗してしまうこともあります。
そんな時でも仕切り直して再スタートをするために資金管理はすごく重要です。
また、環境認識は相場の方向性を判断するスキルですが、ここさえ間違わなければ極端な話エントリーは少しくらい雑でも利益になっちゃいます。
よく手法にこだわって、エントリーチャンスばかり探してトレードしている人がいますが、逆です。
まず環境認識で相場の方向性を判断して、エントリールールに当てはまったらエントリーする、という流れであるべきです。
この環境認識で勝敗はほぼ決定している言っても過言じゃないくらい、環境認識は重要です。
資金管理も環境認識も以前の記事で書いてるので詳しくはそちらを見て下さい。
①資金管理
つまり、FXで稼げるようになるために必要な正しい努力とは、この資金管理と環境認識のスキルを身につけることだと言えます。
インプット→過去検証→デモ→実弾(これが最短最速です)
それでは、資金管理と環境認識のスキルを身につけるにはどうすればいいのか。
基本的な学習方法は、一般的な勉強と同じです。
インプットとアウトプットを繰り返す、これだけです。
ただ、何をインプットするか、何をアウトプットするかが重要です。
まずインプットに関しては、初心者のうちは、吸収できるものは何でも勉強したら良いと思います。
ローソク足の見方、チャートパターン、インジケーターの使い方等のテクニカルから各国の政情などのファンダメンタルズやポジションサイジング、メンタル面など知っておくべき知識はたくさんあります。
ただ、ある程度インプットしたら今度は余計な情報をそぎ落として自分のトレードスタイルを確立していく段階になります。
先ほども言ったように正解のない世界なので、知識や情報は多すぎるとその判断に迷うだけです。
これは人によると思いますが、トレードスタイルが確立させる段階になったら余計な情報はシャットアウトするくらいが丁度いいと個人的には思っています。
私自身も継続して学習はしていますが、余計な情報を入れて自分のスタイルがブレないようには注意しています。
次に、自分のトレードスタイルがある程度決まってきたら、それが本当に通用するのか試す必要があるのですが、
ここでも多くの人がリアルマネーを使っていきなりトレードしてしまいます。
これで稼げるようになる人も中にはいるでしょうが、多くの人は先に資金を溶かしてしまいます。
そこでおススメなのが過去検証です。
過去チャートでそのトレードルールが通用するかを検証してみて、微調整していきます。
また、稼げるようになるためには、どうしても経験を積んだり、トレードルールを使いこなせるようになるために数稽古が必要だったりしますが、
過去チャートを使って検証をしていくと、リアルチャートほどではないですが、これらの練習にもなります。
この作業がとても地味でなかなかやる人も少ないですが、過去チャートですら勝てないのにリアルチャートで勝てるわけないですよね。
そして、過去検証で十分な数字を残せることがわかれば、実際のチャートで練習していくのですが、
まだ本当に通用するかわからないのにいきなり実弾を使う必要はないですよね。
まずは、デモトレードでしばらくやってみて、通用するとわかってから実弾を使ってやっていけばいいと思います。
過去検証やデモトレードについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ある程度インプットしたら、自分のスタイルをとりあえず決めて、過去検証を繰り返し、デモトレードで様子を見て、リアルトレードに移っていく。
これが稼ぐために必要なスキル、資金管理と環境認識を身につけるための最短最速の方法だと思います。
まとめ
FXで稼げるようになるためには正しい努力が必要ですが、
たくさんインプットして情報ばかり集めればいいというわけではないし、検証作業は意外と地味です。
これらの作業を粘り強く諦めずにやることができた人だけが、稼げるようになるのだと思います。
5%や10%という数字だけ見るとすごく難しい世界のように感じますが、ほとんどの人はここまでしません。
逆に言えば、このような正しい努力を継続することができれば、FXで稼ぐことは数字ほど難しくはないと思います。
経済的成功を収めるために医者や弁護士、起業することに比べたら、FXはその費やす時間もエネルギーもずっと少ないはずです。
スキルを身につけることに限って言えば、そこまで費用も掛からないのに、収入は青天井のFXはとても魅力的な「ビジネス」だと思います。
ぜひビジネスのつもりで熱い気持ちを持って本気で取り組んでいただきたいと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。