
今回は、FXの有料商材の正しい使い方について解説していきます。
先日こんなツイートをしました。
私はノウハウコレクターというほどではありませんが、今までFXの商材をいくつか購入してきました
4つで25万〜30万ほどでしょうか
そこで気づいたのが、学習したりツールを導入したりするだけでは思ったほど勝てないということです。
使いこなせるようになるには「試行錯誤のプロセス」が必要です
今回は、この辺について深掘りしていきます。
目次
ノウハウコレクターとは?
FXは、究極的には上がるか下がるかなので、チャート1枚あればトレード自体はできます。
しかし、ただ何となくやっていたのでは、そこには何の優位性もないので、
皆さんインジケーターを表示させたりツールを使用したりして、優位性のある手法を使ってトレードしていこうとするわけです。
なので、インジケーターの勉強や手法の勉強をすること自体は決して間違えてはいません。
また、トレードは継続して行っていくべきものである以上、自分の性格や生活スタイルに合ったやり方でしていった方が良いに決まっているので、
自分に合わないなと感じたら手法を変更するのも正しい決断だと思います。
しかし、ここで問題なのは、ちゃんと勝てるかどうかや自分に合っているかどうかの見極めが甘いまま、次の手法などを求めてしまうことです。
このことをノウハウコレクターと言っています。
特に、勝敗に関しては例え勝率70%や80%の手法であったとしても連敗というのは存在します。
それがたまたま試しに使ってみてすぐに連敗した場合に、使えないと判断するのは早計ですよね?
手法もあくまで道具なので使い慣れないうちは負けやすく、なおさら連敗しやすいと思います。
また、自分に合っているかどうかも、ちょっとやそっと使ったくらいじゃわからないのが普通だと思います。
このようなことを考慮せずに、すぐに次に乗り換えてしまうとノウハウばかりが増え、トレーダーとしてのスキルは何も残っていかない可能性も高いです。
とことんやり込んだ上で、やはり使えないと判断して次に乗り換えたり、
完璧に使いこなせるようになった上でさらなるスキルアップを目指して次の手法を探したりすることは全く問題ありません。
FXの世界には正解がない(勝てば官軍の世界)
そうは言っても、FX初心者や稼げていないトレーダーはノウハウコレクターになりがちです。
かく言う私もFX商材を4つ購入しているので、若干それに近かったのかもしれません
(一応、4つ中3つは同じ講師のものですし、残り1つもスイングのトレンドフォロースタイルの手法だったので、他の3つとそこまで抵触するわけではありませんでしたが)。
それでは、なぜノウハウコレクターになってしまうのでしょうか。
それは、FXの世界には正解がないからだと思います。
どんなやり方でも利益を出していれば正解で、どんなに理論的に素晴らしいやり方でも利益が出てなければそれは不正解というのが相場の世界です。
また、プロアマ関係なく戦わなくてはならない相場の世界では、にわか知識や武器では簡単には勝たせてもらえません。
このような勝てば官軍の世界だからこそ、どうにかして勝ちを求めて、次々と手法やツールを探し求めていくのだと思います。
普通に考えれば、ネット上にある無料のものより有料のものの方が、同じ有料なら値段が高い方が勝てそうな気がしますしね。
ノウハウ集めに走ってしまう気持ちはよくわかります。
有料商材も検証作業は必要(試行錯誤のプロセス)
では、どうすれば良いのか。
私は、ノウハウを集めることそれ自体は悪いことだとは思っていません。
問題なのは中途半端にしか使いこなせない武器を増やしていくことにあります。
であれば、使いこなせるようにしていけば良いだけです。
FXを始めたばかりの人は、これから探してこれと決めたやつをとことん使い込んでみる。
すでにいくつも手法やツールを持っている人もどれか決めてやり込んでみる。
そうやって使えるようにしたら良いだけです。
では、どうやって使えるようにしていくのか。
それには過去チャートやデモでの検証作業が有効です。
過去チャートなら100トレード分、デモなら3か月くらいでしょうか。
最低このくらい使ってデータを取り、客観的な数字を分析して改善してはまた検証というのを繰り返して初めて実弾を使ってリアルトレードで試していくべきだと思います。
リアルトレードでは、どうしても最初は感情が入ってしまい、その手法などの純粋な期待値を求めるのが難しくなってきます。
また、使いこなすにはやはりある程度の数稽古は必要です。
そういった点からすると、リアル相場でやるより過去チャートを使った方が成長スピードは速いと思います。
この試行錯誤のプロセスを経て初めて使える武器になり、トレーダーとしてのスキルにもなっていくのだと思います。
このような検証作業は自らトレードルールを作っていく際にはもちろん必要ですが、他人が作ったものでも必要になってきます。
勝率70%や80%などと謳っている商材であってそれが事実だとしても、それは商材を公開できるほどのそのトレーダーが使った場合です。
まだ稼げていないトレーダーがすぐに同じ数字を出せると考える方が不自然です。
まずは買ったばかりの新しい武器なので、使いこなせるように練習が必要ですよね。
その練習の検証作業の中で、客観的な数字を自分自身で確認していくことにより、自信を持ってリアルトレードで使っていくことができるようになります。
最近では、検証作業の真の目的ってこの自信をつけることにあるんじゃないかなと感じています。
詳しい検証作業についてはこちらもどうぞ↓↓↓
まとめ
中途半端なままの使えない武器を増やしていくことがノウハウコレクターです。
であれば私たちは、まずは確実に使える武器1つを徹底的に磨き上げるべきです。
その上で、さらに幅を広げるために武器を増やすかどうかはトレーダーそれぞれの価値観次第ですが、その際も1つずつ確実に使いこなせるようになってから増やしていくことが大切です。
そうすることにより、たとえ結果的に使えないと判断することになったとしても、知識や経験として残り、トレーダーとしての成長に繋がります。
世の中にあるFX商材も上手く利用して、トレーダーとしてのスキルを身につけていきたいですね。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。