
先日、こんなツイートをしました。
FXは負けありきのビジネスです
そういう意味では
稼ぐためのものでありながらも
負けに慣れる必要がありますプロでも4割は負ける世界ですからね
ただし
ルール無視のトレードやミスによる損失はこの4割には含めません淡々とルール通りにやった結果の負けを受け入れることが大切です😌
— Hiro@FXトレーダー (@kuro871218) October 7, 2019
FXは負けありきのビジネスです
そういう意味では
稼ぐためのものでありながらも
負けに慣れる必要があります
プロでも4割は負ける世界ですからね
ただし
ルール無視のトレードやミスによる損失はこの4割には含めません
淡々とルール通りにやった結果の負けを受け入れることが大切です
逆説的ですが、FXで稼ぐためのマインドセットとして、まず負けに慣れる必要があります。
今回は、このテーマを深掘りしていき、
・負けに慣れるとはどういうことか
・負けに慣れるにはどうすればいいのか
この2点を解説していきます。
目次
FXで稼ぐためにまず身につけるべきマインドセット

すべての土台はマインドセット
FXで稼ぎ続けるために必要なスキルというのは、いくつかあります。
例えば、利益を上げるという観点からは、環境認識スキルが絶対に必要で、これなしではどんな手法も絵に描いた餅と言っても過言ではありません。
また、相場に生き残るという観点からは、資金管理が何より需要です。
具体的なスキルとしては、他にもありますが、まずトレーダーとして身につけるべきは、
勝ち組トレーダーのマインドセットだと思います。
というのも、相場の世界は往々にして一般社会の考え方とは異なる部分が多いからです。
例えば、相場に対して正解を探すという姿勢や作業量(トレード回数など)=頑張りという認識など、
私たちが育ってきた環境や生活している社会の感覚のまま、相場に向かってしまうと多くの人は資金だけ失う結果となってしまいます。
稼ぎ続けられるトレーダーは、全体の10%や5%と言われているのも、これを裏付けます。
まずは負けに慣れる
では、どのようなマインドセットを身につけるべきなのでしょうか?
私は、まず何より負けに慣れる・負けを受け入れるということが大切だと思います。
FXで稼ぐことが難しいのは、この部分が大きいと考えています。
FXを始める理由って、当たり前ですがお金を稼ぐためのはずです。
なのに、お金を稼ぐために始めたもので、逆にお金を失うって普通は受け入れられませんよね。
多くの人は、企業に雇われてその労働収入で生活をしていると思います。
そこでは、「時給」という考えのもと、頑張った時間の分、給料も増えるという仕組みになっています。
(中には、そうなっていないブラックな会社もありますが…)
また、最近は成果報酬型の給与体系の会社も増えてきましたが、少なくとも頑張ったのに給料がマイナスになるということはありません。
しかし、相場の世界では、頑張っても普通にマイナスになります。
むしろ世間的に見たら頑張らずに稼ぐこともできてしいます。
そのような意味では、サラリーマンより経営者などは、
常にリスクを背負って会社運営をしていることから、この辺の考え方は受け入れやすい人が多いかもしれません。
まずは、一般社会と相場の世界では、お金を稼ぐという行為の性質が根本から違うということを認識し、
FXは負けありきのビジネスなんだということを受け入れることが大切です。
そして、この負けに慣れることができれば、
他に身につけるべきマインドセットも、腑に落としやすくなるので、そのような意味でもまず身につけるべきマインドと言えます。
負けを受け入れられないと待っているのは強制退場
負けに慣れることができず、受け入れることができないままトレードをすることによる一番の問題は、
損切りができなくなることです。
お金を稼ぐために始めたFXですが、まずトレーダーが考えるべきは、稼ぐことより、相場に生き残ることです。
どんなにスキルがあっても、その元手となる証拠金がなければどうしようもないですからね。
そのような意味では、損切りができないという状態は、
強制ロスカット、すなわち相場からの退場を意味します。
また、稼ぎ続けるという観点からは、
いかに勝つかよりも、いかに負けるかの方が大切になってきます。
損切りできるというのは当然の前提として、
その損失をコントロールしながらトレードをしていくことが、結果的にトータルで利益を積み重ねていくことに繋がります。
FXで稼ぐためにフォーカスすべきは勝ちではなく、「負け」です。
FXで負けに慣れるマインドセットを身につけるためには?

負けるのは当たり前
それでは、負けに慣れるにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは、トレードの勝率なんてそんなに高くないということを認識するところから始めましょう。
相場の世界では、トップトレーダーでも勝率6割くらいです。
これを意外に低いと感じる人もいるかもしれませんが、
同じような勝負の世界であり、トップレベル同士が競い合うスポーツの世界でもこんなものです。
例えば、年間100試合以上あるプロ野球は、勝率が6割あればほぼ優勝できます。
もし7割あれば2位に圧倒的大差をつけての優勝です。
相場の世界も、プロアマ関係なくお金を奪い合う世界と考えたら、勝率なんて6割あれば十分ではないでしょうか。
そして、6割というのは100回トレードすれば40回は負けということです。
当たり前の話ですが、割合という少し抽象的な概念を、より具体的に認識することも大切だと思います。
さらに言えば、損失と利益の割合が1:1であれば、勝率51%以上で利益は積み上がっていきます。
この損益比が1:2などであれば、勝率はさらに低くてもOKです。
まずは、負けることが当たり前、
むしろ場合によっては、負ける割合の方が多くても問題ないということを認識しましょう。
検証作業により客観的な数字を認識
負けるのは当たり前だということを知った上で、
次にすることは自分のトレードルールが具体的にどのような結果を出すのかを知ることです。
いくら負けるのは当たり前と認識したところで、何の裏付けもないまま本当の意味で腑に落とすことは難しいと思います。
そのためにも検証により目に見える形で客観的な数字を出すということはとても大切です。
この検証作業は、単に優位性のあるトレードルールを見つけるという目的の他に、
負けを受け入れ、淡々とトレードするためのメンタルを構築するという意味でも有効です。
過去検証で数字を出して、さらにデモトレードでその数字通りの結果が出ることを確認する。
ここまですれば、実際のリアルトレードでも自信を持ってトレードできますし、多少の負けや連敗も気にならなくなってきます。
ですが、多くの人はこの検証作業を面倒くさがってやりません。
私が見てきた範囲でも、
たくさん学習してどんなに知識がある人でも検証していない人はなかなか勝てず、
逆にそんなに知識がなくてもしっかり検証している人は稼げている印象です。
検証って面倒くさいだけで、そんなに難しい作業ではありません。
また、慣れてしまえば面倒にも感じづらくなってきます。
検証して稼げるようになるなら、やらない手はないんじゃないでしょうか。
過去検証についてはこちらの記事も参考にどうぞ↓↓↓
『FXで勝てない原因は過去検証とデモトレードをしないから⁉』
メンタルも考慮した資金管理
検証作業により優位性のあるトレードルールが確立し、負けを受け入れる準備も整ったところで、
最後に必要なのが、メンタル面も考慮した資金管理です。
具体的にはロットサイズの調整です。
例えばいくら優位性のあるトレードルールだとわかっていても、いきなり1回の損切り幅が1億円とか耐えられませんよね?(汗)
この辺は、自分の収入や貯金、金銭感覚などを考慮して、徐々にロットは大きくしていくべきです。
個人的には、どんな人でも最小ロット(できれば1000通貨)からリアルトレードは始めた方が良いと思っています。
そこから、自分のメンタルの様子を見つつ、少しずつロットを大きくしていくことが、一番無理がないと考えます。
資金管理は、自分のメンタルを考慮しながら損失をコントロールすることが大切です。
ここまでして、やっと実際のトレードでも負けを受け入れることができ、
この積み重ねにより、負けに慣れていくことができるようになります。
まとめ
今回は、FXで稼ぐためにまず身につけるべきマインドセットとして、
負けに慣れるということと、
そのための準備の仕方について解説してきました。
FXは負けありきのビジネスであることをまずは認識することが大切です。
その一方で、このことを気合や根性論だけで腑に落とすのには限界があります。
しっかりとした準備があって初めて、この負けに慣れることができます。
その上で、この慣れるべき負けは、なんでも良いわけではなく、
ルールに基づいたトレードにおける負けのみです。
むしろルール外の負けは慣れる必要はありませんし、慣れるべきでもありません。
この感覚は重要なので、大切にしてもらいたいと思います。
今回のような、勝ち組トレーダーとしてのマインドセットを学ぶには、実際に稼いでるトレーダーと話すことが効果的です。
知り合いにトレーダーがいない人はTwitterで探してみたり、書籍から学んだりすることがおススメです。
勝ち組トレーダーのマインドを学ぶにはこの2冊がおススメです。
マインドセットに必要なことは、この2冊にほぼ書かれています。
繰り返し読むことで、少しずつ自分の中にマインドセットが構築されていく感覚を味わうことができると思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。