
今回は、FXトレーダーとして成長するためのコツについて解説します。
先日、こんなツイートをしました。
FXをする目的はお金を稼ぐことなので稼げてたらそれが正解です。
とはいえ、スキルを身につけるために 王道は存在します。
例えば
・通貨ペア、手法を絞る
・過去検証
・トレードノート
・大きな時間足でトレード
・順張り
・資金管理 など
コツは意外と皆しないことをして、 少数派に入ることです。
正解がない世界だからこそ当たり前のことを当たり前にすることが、成功への近道だと考えます。
株式投資歴10年以上、FX歴4年の私が、今回はこの辺を深掘りしていきます。
目次
相場の世界は稼げていれば正解です
相場の世界で稼ぐと一言で言っても様々なやり方が存在します。
トレードスタイル一つとっても、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、キャリートレードとありますし、このそれぞれもとても幅があります。
手法でも大きくシステムトレードと裁量トレードに分けることができると思いますし、本当にトレーダーの数だけやり方が存在する世界です。
そしてこの相場の世界、
勝てば官軍、つまり稼げていれば正解の世界でもあります。
どんなに御託を並べても稼げてなければ不正解ですし、どんなにブサイクなやり方でも稼げていればそれは正解です。
こんな世界だからこそ、正解を求められる教育を受けてきた私たち日本人は戸惑うのかもしれません。
トレーダーとして稼げるように成長する過程もただ一つの正解はありませんし、ある人にとっては正解でも、自分には合わず不正解となることもあります。
まずは、相場の世界には唯一無二の正解などないということを肝に銘じて日々の学習、トレードをしていく必要があると思います。
FXのスキルアップには王道が存在する
とはいえ、トレーダーとしてスキルアップしていくための方法にも王道と言われるものは存在します。
例えば、
・通貨ペア、手法を絞る
・バックテスト・フォワードテストを行う
・トレードノートを書く
・なるべく大きな時間足でトレードする
・順張りトレード
・資金管理を実践してリスクを抑える など
初心者やまだ勝ててない人に向けての学習法やトレード方法はいくつかあります。
少し詳しく見ていきます。
通貨ペア、手法を絞る
初心者の方こそ稼ぐことにフォーカスし過ぎて、エントリーチャンスは多ければ多い方が良いと考えてしまいがちです。
その結果、通貨ペアや手法に関して手を広げ過ぎてしまい、どれもものにならないという結末になってFXを諦めていく人たちも多くいます。
通貨ペアによって動き方やボラティリティは全然違いますし、手法も使いこなせるようになるにはそれ相応の練習が必要なはずです。
まずは、通貨ペアも1つか2つに絞り、手法に関しては1つに絞って経験値を積み上げていくのが結果的に早い成長に繋がっていくと思います。
バックテスト・フォワードテストを行う
リアルトレードで経験を積むことももちろん大切なんですが、過去チャートを使って検証していった方が、圧倒的に素早く経験値を積むことができます。
また、バックテストで自分の力量を知り、それをフォワードテストでも発揮することができたら、リアルトレードでも自信を持って取り組めるはずですよね?
リアルトレードで試行錯誤することも大切ですが、過去チャートやデモでできることをわざわざリスクを取ってリアルトレードでやるのはナンセンスだと個人的には思います。
事前に準備できることは準備して臨む。
これってスポーツでもビジネスでも同じだと思います。
まずチャレンジしてみることと見切り発車は違います。
FXにチャレンジすると決めたのであれば、まずやることは稼げるトレードルールを作ることです。
そのためにバックテストやフォワードテストはとても大事な作業になります。
バックテストやフォワードテストについてこちらの記事もどうぞ↓↓↓
トレードノートを書く
バックテストやフォワードテストが事前の準備なら、トレードノートの書くことは、実際のトレードの反省をして次に活かす作業です。
どんなに検証をしても、実際の相場でリスクを取ってトレードしてみないとわからないことはやはりあります。
例えば、トレードする金額が大きくなればなるほど、マネープレッシャーという精神面への影響が大きくなっていきます。
これには、慣れていくしかない部分もあるんですが、ノートを書いて自分の心と向き合うことで影響が軽減することはあります。
また、文字化しようとすると変なトレードをしにくくなります。
後で説明できないトレードは避けようとすることから、結果的にトレードの精度が上がり成長が加速します。
トレードノートの書き方についてはこちらの記事もどうぞ↓↓↓
なるべく大きな時間足でトレードする
チャートは大きな時間足ほど波形がきれいになりやすいという性質があります。
それには、情報量の違いがあります。
例えば、5分足は1分足5本分ですが、これが1時間足なら60本分、日足なら1440本分です。
1つの時間足の情報量が多いほどそれだけ多くのトレーダーも見ていますし、取引量が多いので比較的大きくて緩やかな動きになります。
また、5分足でトレードするということは、単純に考えると5分で意思決定しなければならないということです。
これが1時間足なら1時間、4時間足なら4時間、意思決定に時間を使うことができます。
プロアマ関係なく取引がされる相場の世界で、初心者が短い時間足で戦うことがどれだけハードルが高いことなのかわかると思います。
なので、私は4時間足以上の時間足からトレードをすることをおススメしています。
特に4時間足以上のチャートで、ダウ理論によるトレンド判断ができるようになると、その後どんなスタイルでも稼ぐための土台が出来上がることになります。
順張りトレード
日本人トレーダーが好んでやってる人が多いと言われる逆張りトレードですが、はっきり言って難易度が高すぎます。
単純に上がってるから買う、下がってるから売ると素直な順張りトレードの方がずっと簡単です。
高値掴みや安値掴みが気になるかもしれませんが、その際は潔く損切りすれば良いだけです。
トレンドに沿ってトレードを行い、トレンドの最後だけ負ける。
これで十分稼げます。
事実、海外のトレーダーの大多数は順張りと言われています。
しかも日本人の場合、値ごろ感で逆張りをしている人が多い印象なので、なおのこと勝てませんよね。
頭と尻尾はくれてやれ
をモットーに順張りトレードをしてみてはいかかでしょうか。
資金管理を実践してリスクを抑える
トレードで稼ぐには、逆説的な言い方ですが、いかに稼ぐかよりいかに資金を守るかが大切になってきます。
単純な話、トレードする資金がなくなったら稼げないですからね。
また、勝率やリスクリワードといった観点からも資金管理は重要です。
世界のトップトレーダーでも勝率は6割、7割あればスーパートレーダーと言われています。
4割は確実に負けるんです。
であればその4割を致命傷にしないのはもちろん、いかに小さく負けるかがトータルの利益に直結してきます。
相場から退場せず、負けを受け入れるためにも資金管理はどのスキルよりも重要なトレードスキルです。
成功への秘訣は少数派に入ること
FXで稼ぎ続けるトレーダーは全体の10%や時には5%と言われています。
つまり、稼ぎ続けるトレーダーになるためには少数派に入る必要があります。
ですが、この少数派に入るために別に突飛なことをする必要はありません。
これは私の推測ですが、FXで稼げていない人の大半はまずまともに学習すらしていないと思われます。
どこかFXをギャンブル感覚でやっていて、楽して稼ぐための方法くらいの認識で捉えている人が多いのではないでしょうか。
かく言う私もそうでした。
軽い気持ちでFXを始めましたが、すぐにハード過ぎる世界であることに気づきました。
そして、残りの人たちはちゃんと学習しないと稼げないことに気づくのですが、それでも努力のベクトルが間違ってる人が多くいるのが実情だと思います。
上に書いた王道と言われる何てことないことも一つ二つ実践している人は結構いるかもしれませんが、それを網羅的に実践している人は少ないと思います。
そうだとすれば、この王道と言われるある種当たり前のことを当たり前にするだけで、以外と簡単に少数派に入れてしまいます。
FXで稼ぐトレーダーになるには少数派に入る必要がありますが、それ相応の時間とエネルギーを注げば、そこに入ることは意外と難しくありません。
まとめ
どの世界でも同じかもしれませんが、正しいベクトルで努力を継続すれば遅かれ早かれ成功します。
これが受験や社会だとある程度イメージもしやすく、ベクトルを間違えるなんてことは少ないのかもしれませんが、相場の世界だと急に正解がなくなります。
ただそんな世界でも、ある程度の方法論は存在します。
FXは簡単に稼げるイメージがあり、楽に稼ぐために始める人が大半だと思うので、面倒くさくて利益に直結しない作業は皆したがりません。
しかし、逆にそこがチャンスです。
FXもお金を稼ぐビジネスであると認識し直し、正しいベクトルで努力をすれば稼げるようになります。
それ相応の時間とエネルギーが必要と言っても医者や弁護士、スポーツ選手になって稼ぐことに比べたらずっとイージーなはずです。
ぜひFXをビジネスだと思って取り組んでみてください。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。