
今回は、エリオット波動におけるおすすめのトレード方法を紹介します。
具体的には、チャネルラインを使って調整波を見極めて、ラインブレイクでエントリーする方法です。
このラインの引き方をマスターすることにより、
調整方向から推進方向に動き出した波の初動でエントリーすることができるようになります。
特に5波の初動をつかむのに有効です。
エリオット波動では、水平のラインよりも斜めのラインを多用していきます。
このラインは推進方向の動きの時はあまり使いませんが、
調整方向に動き出したときには頻繁に使います。
目次
エリオット波動におけるおすすめのトレードパターン

今回、引き方をマスターしてもらいたいラインは、チャネルラインです。
チャネルラインは、トレンドラインとそれに平行なラインで引かれます。
調整5波のチャネルライン
調整波の説明でフラッグとして紹介しましたが、
チャネルラインを引いてこのフラッグを見つけることがポイントとなってきます。
調整波について詳しくはこちら↓↓↓
『エリオット波動における調整波の特徴(初動でエントリーする必須知識)』

というのも、調整波の中でもこのフラッグは、
トレンドがしっかり出ていて、勢いも強いときによく出現するからです。
通貨の強弱を加味してトレードすると、なおさらこのフラッグが現れることは多くなります。
逆にいうと、このフラッグが出現するときは、調整方向から推進方向へのブレイクも勢いよく起きてしまい、
エントリーチャンスを逃してしまうこともよくあるります。
なので、そのチャンスを逃さないためにもチャネルラインを引いて、
しっかりラインブレイクを狙っていきたいところです。
また、このフッラグブレイクの場合、
その後のトレンドも伸びやすいので、その初動で入ることができれば利益も伸ばしやすいです。
なので、このフラッグを探すためにもまずはチャネルラインを引いてもらいたいと思います。
とりあえず、引ける段階でチャネルラインを引いてみて、
フラッグじゃない調整波のパターンであれば、ラインを引き直し、
その調整波のパターンの特徴に合わせたトレードを考えていけばいいだけです。
ラインを引くのは、調整波でのトレードを避け、調整後の推進波の初動でエントリーをするためです。
ちなみにトレードの難易度としても、フラッグは推進方向にブレイクするパターンが圧倒的に多いのですが、
例えばペナントなんかは複雑な動きをするうえ、逆方向にブレイクしてしまうことも結構あるので、
やはりまずはフラッグを探してブレイクを狙うのがおススメです。
調整3波のチャネルライン
また、abcの調整3波のパターンの一つであるジグザグコレクションもチャネルラインに収まることが比較的多いです。

逆にチャネルラインを越えてくるようだとフラットコレクションの可能性が高く、調整方向へ深く戻す可能性があるんだなと判断できます。

つまり、調整5波のフラッグのパターンであっても、調整3波のジグザグコレクションのパターンであっても、
チャネルラインブレイクからのエントリーが非常に有効だということです。
間違ってたらラインを引きなしてトレードすればOK

また、調整波は非常にパターンが多く、覚えるのも大変だと思いますが、
このようにその都度ラインを引いて実際の相場で判断していくことも有効な学習方法だと思います。
さらに学習という観点からいうと、
チャネルラインに収まらず、調整方向にブレイクしてしまった場合、他の調整波のパターンという可能性もありますが、
そもそもカウント間違いをしていた可能性もあります。
私も最初のころはこのパターンでカウント間違いに気づくことがよくありました。
というか今もあります...笑。
なので、チャネルラインに収まらなかったらトレードを控えて、もう一度カウントからやり直す、
ということを繰り返していくことによって、少しずつ精度も上がっていくと思います。
エリオット波動の3波の初動を狙ってトレード

続いて、エントリーについてですが、
チャネルラインブレイクと同時にエントリーしても特に問題はありません。
ただその場合、損切りを直近高値や安値に置くと、
損切り幅が大きくなってしまい、あまりロットを入れられないこともあります。
その場合、時間足を落として、ブレイクした推進波の3波の初動を狙えば、
損切り幅を縮めたエントリーができると思います。
実際のチャートでも見てみます。

下落トレンドの4時間足チャートですが、調整方向に推進の4波の動きをつけているのがわかると思います。
このようにチャネルラインを引いて、再び推進方向にブレイクして5波をつける始めるのを待ちます。
そして、ブレイクしたらそのままエントリーしても悪くないですが、
時間足を落として細分化してエントリーすることにより、よりリスクリワードの良いトレードができる確率が高まります。

この場合1時間足に落として、4時間足レベルの推進の5波を細分化してカウントをし、
3波の初動である⇓のあたりでエントリーすると良いです。
この場合、3波の始点である直近高値に損切りを置くことができます。
このようにチャネルラインを利用することが、推進波の初動でエントリーをするポイントです。
是非、調整方向の動きにはまずチャネルラインを引くクセをつけてみてください。
より詳しく学習したり、調べものにはこちらの本がおすすめ
エリオット波動を利用してFXで稼ぐ、
このことにフォーカスすれば必要な知識というのはそんなに多くありません。
その必要な知識は、このブログでも紹介していきますが、
それ以上の知識や何かわからないことを調べる際にはやはり専門書がオススメです。
私が参考にしている本はこちら。
エリオット波動に関する本って少なくて、選択肢がそんなにないのが現実ですが、
この本は必要な知識はほぼ網羅されています。
これからエリオット波動を学ぼうという人は持っていて損はないと思います。
それでは今回は以上になります。
ありがとうございました。