エリオット波動

エリオット波動カウントのポイントと練習方法(ローソク足の関係性に注目)

2019年6月22日

今回は、エリオット波動における波動カウントのポイントと練習方法を解説します。

具体的には、

・エリオット波動の学習ポイント

・ローソク足の形状(オーバーラップ)

・エリオットカウントの練習方法

を説明していきます。

目次

エリオット波動における波動カウントのポイント(心得)

エリオット波動でトレードしていくうえで、まず覚えておくべきことは、

わからないところではトレードをしないということです。

エリオット波動は、一応すべてのチャートをその理論に基づいて説明できると言われています。

しかし、どうしてもわからないところや後付けでしか説明できないところがあるのも事実です。

一方、確実にカウントをすることができる相場も存在します。

だったら、そのような確実な相場だけトレードしていけば良いのではないでしょうか。

わかりやすい推進波だけ狙っていく、調整波は全部捨てる。

これくらい思い切ったスタンスの方が利益も出やすいです。

私もカウントできない相場の方が圧倒的に多いですが、このようなスタンスによりしっかり利益は残せています。

そもそもトレーダーの目的は、相場のすべてを理解することではなく、

稼ぐことにあるはずです。

なので、このあたりは割り切って考えることが、まずはスタートラインになってくると思います。

これは何もエリオット波動に限った話ではなく、

相場の世界で生きていくトレーダー全員に言えることだと思います。

私がおススメしているのも、推進波の3波と5波を狙ったトレードです。

なので、推進波さえカウントができればよく、調整波はカウントできなくても問題ありません。

今は調整波だからノートレード。

このような認識さえ持つことができればそれでいいです。

エリオット波動カウントとローソク足の関係性

その上で今回、注目するのは、ローソク足の形です。

ローソク足が重なり合いながら動いていくことを「オーバーラップ」と言いますが、以下のような特徴があります。

●推進方向に動いているローソク足は、オーバーラップしにくい。

●調整方向に動いているローソク足は、オーバーラップしやすく、ローソク足の塊のような形状になりやすい。

上位足がオーバーラップしたローソク足である場合、

下位足がたとえ推進波であっても汚い推進波になりやすく、カウントも難しくなりがちです。

また、カウントできたとしても上手く伸びてくれないことが多いです。

なので、狙うべきは同じ推進波でも上位足がオーバーラップしていない推進波です。

もっと言えば、上位足についてはオーバーラップせず勢いがあればよく、

別にカウントしなくてもトレンドを確認するだけでOKです。

上位足で勢いのあるトレンドさえ発生していれば、下位足でしっかりエリオットカウントできることが多いからです。

その上で、オーバーラップしていない推進波を狙ってトレードするために今後注目するのは、

オーバーラップが連続しているローソク足のブレイクです。

オーバーラップした調整波のあとの推進波は、勢いよくトレンド方向に動き出すことが多いです。

なので逆説的ですが、

オーバーラップしている調整波を探すことにより、その後勢いのある推進波でトレードできる確率が高まります。

もし、調整波のあとに勢いのある推進波が来なければ、トレードしなければいいだけの話です。

エリオットカウントの練習方法

ローソク足の形状を気にすることにより、エリオット波動のカウントはより精度を増していきます。

しかしそうは言っても、やはりエリオット波動をカウントしていくのは、最初は難しく感じると思います。

そもそもエリオット波動を1から10まで学ぼうとすると、お金を稼ぐまでに何年も掛かってしまいます。

なので、冒頭でも説明しましたが、

稼げそうなところだけやる、そうじゃないところはそもそも学習すらしないというスタンスで良いと思います。

トレードする目的である、お金を稼ぐという目的を達成できるようになって、興味のある人だけさらにその先を学んだらいいと思います。

そして、今回の話との関連でいうと、

上位足がオーバーラップしない推進波であれば、下位足もきれいな推進波を形成し、細分化もしやすいので、

カウントの練習もまずはそのような相場だけでやっていけば良いです。

それでは、具体的な練習方法です。

まずは、オーバーラップせずに直線的にトレンドを形成し、

トレンドと逆方向にはオーバーラップしながら動いているチャートを探します。

このとき、あまり短い時間足だとこの後の作業の難易度が上がるので、おススメは週足や日足です。

チャートの黄色の縦線より右側のような相場です。

次に時間足を落として、ラインも引いたりしながら実際にカウントの練習をしていきます。

この時、カウントに迷ったらさらに細分化して上位足との整合性を探していきます。

例えば3波のスタートを迷った場合、迷っているポイントに縦のラインを合わせて時間足を落としてカウントしていきます。

推進波の1つの波動は、細分化すると5波動を形成するはずなので、上手く5波動になるかを確かめていきます。

これを過去チャートで練習しつつ、現在進行形のチャートでも練習すると徐々にカウントできるようになると思います。

まとめ

●全てのエリオットカウントができなくて良い

推進波の3波と5波を狙っていくことが目的なので、調整波をカウントする必要はない。

●ローソク足の形状が大切

・推進方向に動いているローソク足は、オーバーラップしにくい。

・調整方向に動いているローソク足は、オーバーラップしやすく、ローソク足は塊のような形状になりやすい。

⇒オーバーラップが続いているローソク足のブレイクを狙う!

●練習方法

①オーバーラップせずに直線的にトレンドを形成し、トレンドと逆方向にはオーバーラップしながら動いているチャートを探す

②時間足を落として、ラインも引いたりしながら実際にカウントの練習

③カウントに迷ったらさらに細分化して上位足との整合性を探っていく

トレードで稼げるようになるには、理解した理論を実際の相場に当てはめることができるようになる必要があります。

本などで学習しただけでは稼げるようにならない理由がここにあります。

トレードの世界だけじゃありませんが、インプットしたことは是非アウトプットしてスキルとして身につけていきましょう。

より詳しく学習したり、調べものにはこちらの本がおすすめ

エリオット波動を利用してFXで稼ぐ、

このことにフォーカスすれば必要な知識というのはそんなに多くありません。

その必要な知識は、このブログでも紹介していきますが、

それ以上の知識や何かわからないことを調べる際にはやはり専門書がオススメです。

私が参考にしている本はこちら。

エリオット波動に関する本って少なくて、選択肢がそんなにないのが現実ですが、

この本は必要な知識はほぼ網羅されています。

これからエリオット波動を学ぼうという人は持っていて損はないと思います。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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