エリオット波動

エリオット波動における調整波の特徴(初動でエントリーするための必須知識)

2019年6月9日

今回はエリオット波動における調整波の特徴について説明していきます。


この調整波を理解することで、推進波の3波と5波のスタート地点がどこかを捉えることができるようになります。


参考≫エリオット波動の概要についてはこちらの記事で↓↓↓

FXで稼ぐためのエリオット波動

エリオット波動における調整波の特徴

調整波には調整3波と調整5波がある

調整波は2つの特徴的なパターンに分かれます。

調整波には、簡単なパターンと複雑なパターンの2種類があります。


abcの3波動で形成される調整3波のパターン

abcdeの5波動で形成される調整5波のパターンです。


よくネットで見られるエリオット波動のイメージ図などでは、

推進5波のあとに調整3波がくるパターンが多いので、調整3波は比較的イメージしやすいと思います。


一方、調整5波のパターンというのは一般的にはレンジでよく見られるので、

その点ではイメージしやすいのではないでしょうか。


なので、今まではレンジと一括りにしていた動きも、エリオット波動を通して様々なパターンで見ることができるようになります。


調整波は推進波に比べて覚えなければならないことが多いですが、

基本的にエントリーは推進波の3波や5波でするものであって、調整波では行いません。


ただし、その3波や5波が発生する直前まで起こっているのが、これから紹介する調整波なので、

この調整波を理解することで、3波や5波の初動からエントリーすることができるようになります。


なので、エリオット波動で利益を挙げるコツは、

いかにこの調整波を避けて推進波でトレードしていくかにあります。


そのために調整波のパターンを理解して覚えていくと考えてください。

それでは、前置きが長くなりましたが、詳しく見ていきます。

エリオット波動における調整3波の特徴

調整3波のC波は細分化すると推進5波動

まずは、簡単なパターン、abcの3波動のパターンです。

調整波も推進波と同じように細分化することができます。

わかりやすいところから説明すると、

調整波のc波は細分化すると必ず推進5波を形成します。


なので、エリオット波動でトレードするのは基本的に推進波の3波と5波ですが、

中にはこの調整波のC波でもトレードをする人もいます。

しかし、やはり調整波の中の推進波は難易度が少し高いので、初めのうちは避けるのが無難です。


続いて、b波は基本的には調整波3波を形成しますが、

複雑なパターンである調整5波を形成することもあります。


最後にa波ですが、これが少し特殊で、

推進5波を形成するパターンと

「推進」3波になるパターンがあります。


細分化という観点からこの簡単な調整波のパターンを大きく分けると、

a波が5波のパターンと3波のパターンがあるということです。


それでは、調整3波それ自体のパターンとしては、

ジグザグコレクションフラットコレクションという2つのものがあります。

ジグザグコレクション

ジグザグコレクションの特徴は、

a波に対するb波の戻しがフィボナッチ比率61.8以下になるということです。


このジグザグコレクションとフラットコレクションを理解する上で、

この61.8という数字がすごく重要になってきます。


そして、ジグザグコレクションのa波は推進5波になります。


なので、ジグザグコレクションは基本的に

a波は推進5波、b波は調整3波、c波は推進5波となります。


その他ジグザグコレクションの特徴としては、

a波とc波の長さが1:1くらいになるというのがあります。

フラットコレクション

続いてフラットコレクションの特徴は、

a波に対するb波の戻しがフィボナッチ比率61.8を超えてくるということです。


また、a波は推進の3波を形成します。


フラットコレクションの波形は3波、3波、5波ということです。


さらに、a波とc波の長さは1:1以上でc波の方が長くなりやすいです。


具体的にはa波に対して1~1.618倍の範囲で伸びます。

この1.618という数字もフィボナッチに関係する数字です。

イレギュラーフラット

この他フラットコレクションについては、イレギュラーフラットという、文字通りイレギュラーなパターンがあります。

これはa波の始点をb波が超えてくるパターンです。

ランニングフラット

さらにランニングフラットといって同じくa波の始点をb波が超えるのですが、

c波がa波の終点(b波の始点)を超えてこないパターンもあります。

これは推進2波でたまに発生します。


通常2波の調整波は推進方向とは逆に進んで調整していきますが、

このランニングフラットが発生すると推進方向にゆっくり調整して再び勢いのある推進波として3波が進んでいきます。

1波と3波の間で戻さずにいったんスピードが緩むといったイメージでしょうか。


正直、1波・3波とほとんど見分けがつかず、あとでカウントが上手くいかないことから気づくこともあります...。

要は、推進波のイレギュラーなパターンでもあります。

以上が調整3波のチャートパターンになります。

調整3波のまとめ

・aは3波か5波を形成

・b波は3波(5波)を形成

・c波は必ず5波(しかも推進波)

【チャートパターン】

・ジグザグコレクション

・フラットコレクション

・イレギュラーフラット

・ランニングフラット

調整3波については、この4種類のチャートパターンを覚えてください。

エリオット波動における調整5波の特徴

調整5波は細分化すると全てabc波

調整3波は大きく分けると2パターンだけでしたが、

調整5波はパターンが多く覚えるのが少し大変です。


最初に調整3波と同じように細分化してみたいと思います。

細分化自体は調整3波のときより簡単で、abcde波動すべて3波(abc波動)で形成されます。

なのでレンジの中は基本的にこの3波(abc波動)で形成されていると考えてください。


次に代表的なチャートパターンについて見ていきます。

トライアングル

まずは、トライアングルです。

特徴としては、先細りです。


ただし、上昇であれば高値は平行で、安値が切り上がっていき、

下落であれば安値が平行で、高値が切り下がっていきます。

ペナント

次にペナントです。

ペナントもトライアングルと同じように先細りのパターンですが、

高値が切り下がって安値が切り上がっていきます。

上からも下から角度をつけていくパターンですね。

逆ペナント

次に逆ペナントです。

ペナントが先細りしていくパターンだったのに対して、

逆ペナントは高値を切り上げて、安値を切り下げてだんだん拡大していくパターンです。

拡大型ペナントとも言われています。

ダイアモンド


さらにペナントのイレギュラーパターンとしてダイヤモンドというものがあります。

逆ペナントと通常のペナントが組み合わさってひし形になるパターンです。

これも調整5波の複雑なパターンの一つです。

,
ただ、頻繁に出現するものではないので、そんなに気にしなくても大丈夫です。

ボックス


続いてボックスです。

ボックスはいわゆるレンジの動きです。

よく見るし、よく言われているものです。


これは説明するまでもないかもしれませんが、高値と安値が平行なパターンで、横ばいの動きをします。

これをエリオット波動ではボックスと言っています。

ボックスは3つの山や谷をつけてブレイクしていくのが特徴です。

フラッグ


次にフラッグです。

フラッグはボックスが横にレンジだったのに対して、

斜めにレンジと言えばわかりやすいでしょうか。


上昇であれば高値と安値を平行に切り下げ、

下落であれば高値と安値を平行に切り上げていきます。


フラッグをダウ理論で解釈すると、

いったんトレンド転換してから再びブレイクしていくという動きになります。


フラッグの特徴としてはチャネルラインに収まります。


なので、ダウ理論的には一度トレンド転換をするのですが、

チャネルラインを割ることなくトレンドラインブレイクしていきます。


これは推進波の勢いがある相場でよく見られるパターンであり、

勢いのある通貨ペアを選んでトレードする私の鉄板パターンの一つでもあります。


参考≫こちらの記事で鉄板パターンを詳しく解説しています。

『エリオット波動で狙うべきは5波(鉄板パターンも紹介)』

ウェッジ

続いてウェッジです。

ウェッジはペナントに似ていて、

フラッグが先細りしているようなパターンです。


上昇の場合は、安値は緩やかに切り下がっているのに対して高値は大きく切り下がっています。

逆に下落の場合は、高値が緩やかに切り上がっているのに対して安値は大きく切り上がっています。


以上が調整5波の代表的なパターンです。

調整5波のまとめ

・全て3波に細分化される

【チャートパターン】

・トライアングル

・ペナント

・逆ペナント

・ダイアモンド

・ボックス

・フラッグ

・ウェッジ

他にもありますがまずはこれだけ覚えてください。

というか普通にトレードしていく分にはこれで十分です。


これだけでも数が多くて難しく感じたかもしれませんが、この調整5波の最大の特徴はラインが引けるということです。


調整3波ではなかなかラインが引きづらいのですが、

調整5波の場合にはラインを割りときれいに引くことができ、調整波が形成される頃にはその終了を予測することができます。


なので、ブレイクして再び推進波となって動き出す前に準備をすることができ、

推進波の初動でエントリーしやすくなります。

調整波ではトレードしませんが、エントリーのポイントはこの調整波という訳です。

エリオット波動における調整波のその他の特徴

複雑な調整波が連続する形がレンジ

調整波は基本的にトレンドと逆方向の動きなので、

非常に拮抗した相場になりやすく、チャートも複雑になることが多いです。


なので、その複雑なパターンの連続で、より複雑になっていくことがあります。


具体的には調整波のあとに調整波が来る

調整波が連続するようなパターンで、abc波動が連続します。


なので、次に紹介するパターンは基本的にレンジを形成することが多いです。


エリオット波動の基本ルールとして、

推進波のあとには調整波、調整波のあとには推進波が来るというものがありましたが、これはその例外となるものです。


それではさっそく見ていきます。

X波動

調整波のイレギュラーパターンの1つとして、X波動というものがあります。


X波動は、abc波動が連続するときに発生する波動です。

abc波動とabc波動の間に一波かませて連続していくのですが、その間に発生します。


X波動は基本的に細分化すると3波で形成されています。


また、調整波の中での話とはいえ、トレンドが継続するサインとも言われています。

このX波動自体は時間的にも長さ的にも比較的短く終わることが多いです。

ダブルジグザグ・トリプルジグザグ

これらはジグザグコレクションの連続です。


ダブルジグザグはX波動が1つ、トリプルジグザグはX波動が2つ間にあります。


そして、このX波動は最大で2つまでしか発生しないと言われているので、

調整波の連続も3つまでと言われています。


なので、これをカウントすると最大11波動が連続します。

ダブルジグザグだと7波動が連続します。


したがって、ジグザグコレクションや次に説明するフラットコレクションは、

まとめると3波、7波、11波のどれかで形成されるということです。

ダブルフラット・トリプルフラット

ダブルジグザグやトリプルジグザグと同じように、フラットコレクションの連続です。


これもX波動は最大2つフラットコレクションの連続は最大で3つとなります。


このフラットコレクションの連続が発生すると、

高値と安値が水平な典型的なレンジ相場が発生しやすいです。


これらの特徴により、

例えば3つ波動をつけた後、4つ目をつけたら7波動もしくは11波動の可能性があるな、

8つ目の波動をつけたら11波動までつけるな等と予想することができるようになります。


なので3、7、11という数字は覚えておくと便利です。

その一方で、こんな予測のしにくい調整波は避けるに限ります!

エリオット波動における調整波の特徴まとめ

以上、調整波についてまとめると

・調整3波はフィボナッチ等を使ってc波の長さを考えることによって次の初動が見えてくる

・調整5波はそのチャートのパターンに合わせたラインを引くことによってブレイクで初動を狙うことができる

X波動により調整波が連続することがある

となります。


このように、調整波はそのパターンが多く、複雑になることも多いことから調整波でのトレードはおすすめしていません。


できないこともないのですが、ほぼワンパターンな推進波でトレードした方が簡単ですし利益も伸ばしやすいです。

調整波でのトレードは分析に対して利益のコスパが悪すぎます。


なので、調整波ではひたすらラインを引いたりフィボナッチを使って終わりを予測するだけで、

エントリーは推進波として動き出してからで大丈夫です。

より詳しく学習したり、調べものにはこちらの本がおすすめ

エリオット波動を利用してFXで稼ぐ、

このことにフォーカスすれば必要な知識というのはそんなに多くありません。


その必要な知識は、このブログでも紹介していきますが、

それ以上の知識や何かわからないことを調べる際にはやはり専門書がオススメです。


私が参考にしている本はこちら。

エリオット波動に関する本って少なくて、選択肢がそんなにないのが現実ですが、

この本は必要な知識はほぼ網羅されています。


これからエリオット波動を学ぼうという人は持っていて損はないと思います。


それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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