
今回は、デモトレードの重要性について解説していきます。
このブログでもバックテストやフォワードテストは、FXで稼げるようになるために大切だということは説明してきました。
詳しくはこちら→「バックテストとフォワードテストをしないから負ける⁈」
デモトレードは、このうち基本的にはフォワードテストで使用していきますが、今回はデモトレードについてさらに一歩深いところまで説明したいと思います。
目次
デモトレードでは自分の力量を知る
まず、デモトレードで何を学んでほしいか、ということですが、
①知識をつける
MT4の使い方やFX用語など、とりあえずわからないことを無くしていくということが、最低限必要になってきます。これがまずデモの期間でやってほしいことです。
②自分の力量を知る
これがすごく重要です。
このデモトレードの期間中に自分のフォームや方向性が決まってくると思います。スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど自分がどれが好きか、どれが向いているかなどがしばらくデモをしていると見えてくると思います。
ここは、自分の性格や生活スタイルなどから調整していくと良いと思います。これも自分の力量を知ることの一つです。
どれくらいpipsを取れるかを知る
そして、力量として一番に知ってほしいのは、
「月にどのくらいpipsを取れるのか?」ということです。
これをだいたい出しておいてほしいと思います。この「どれくらいpipsを取れるか」ということから逆算して考えていけば、残りの決定事項の答えが出てきます。
目標金額から逆算して考える
例えばこのデモで月に約200pips取れるということがわかれば、次に月にいくら欲しいかを考えます。
この時に50万円ほしいとします。
すると、1pips=2500円(50万÷200pips)となり、取引量でいうと約25万通貨(2.5ロット)になります。
これにデモトレードにおいて、1回のトレードでどれくらいのドローダウンが出てしまうのかを考慮していきます。
例えば1回のトレードで、平均50pipsの損切りがあるとした場合、1回のトレードで12万5000円(50pips×2.5ロット)の損失が出てるということになります。
つまり、月に200pips取れて、50万円欲しくて、50pipsの損切りであれば、12万5000円のリスクというということです。
そしてさらに例えば、総資金に対してどれくらいのドローダウンが出たら辞めるかも決めると良いと思います。
仮に5%のドローダウンが出たらその月のトレードは辞めるとした場合、最初に必要な証拠金は、先ほどの例では最低でも250万円(12万5000円÷5%)ということになります。
なので、まずこの金額を用意できるかどうかにより、リアルトレードに移行できるかを考えます。
まとめ
このように自分の力量を知ることによって必要な資金量までわかってきます。
そして、この金額を用意できないというのであれば、目標金額を下げたり、許容ドローダウンをもう少し大きくするなどの対策を考えます。
FXを続けていく上では、月の総資金があって、何%までドローダウンを許容できるかっていうのが重要になってきます。
なので、このような全体的な計算をするために、まずはデモトレードで自分の力量を知ってもらいたいと思います。
このデモトレードの期間に、自分がどんなトレードスタイルが好きで、生活スタイルからはどんなトレードスタイルが相性が良いのかを見極めてほしいと思います。
そして、その中で自分の力量を知るようにいろいろ試してみてください。
pipsだけじゃなく、平均利益や平均損失などの数字を出して、それを元に最終的な証拠金を決めてもらえれば良いと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。