
今回は、ライントレードのエントリーコツについて解説します。
・エントリーのことで悩んでいる
・自分のエントリールールがまだない
このような悩みの参考になると思います。
今回紹介するエントリールールは、相場の転換確認後にエントリーするという方法です。これは現在の私もよく使っている手法です。
元々、ラインなどにタッチ後、即エントリーをしていましたが、精度が悪く、含み損を抱えてトレードすることが多かったので、相場の転換確認後にエントリーするようになりました。
目次
転換確認後エントリーは勝率が高い
エントリーの方法というのは大きく分けると2つに分けられると思います。
・ラインにタッチで即エントリー(タッチ即エントリー)
・相場の転換を確認した後に少し遅れてエントリー(転換確認後エントリー)
タッチ即エントリーは、そのままで、サポレジラインやトレンドラインにタッチした瞬間にエントリーする方法です。
これは指値でエントリーすることもでき、損切りをラインのすぐ下に置くことで損切り幅を狭くできるというメリットがあります。
一方で、ラインに支えられるか不確実、一回ラインを割って転換するなど動きを読みにくいというのがデメリットと言えるでしょう。
転換確認後エントリーは、トレンドの頭を捨てて、反転の形が出るまでエントリーを待つ方法です。
短期足の転換を確認した後のエントリーとなり、買いの場合、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダー、トリプルボトムなどの反転の形を待ちます。
メリットは転換を確認してからのエントリーなので、短期足も長期足も順張りでトレードできます。
デメリットは、ある程度チャートを確認する必要があるので、チャンスを逃してしまうこともあります。また、ストップ幅がタッチ即エントリーよりも広くなります。
転換確認後のエントリーのように、1テンポタイミングを遅らせて待つトレードができるようになると、トレンドの勢いがポジションを後押ししてくれます。つまり、最初から含み益になりやすく精神的にもとても楽です。
やはり、トレードで精神を不必要に揺さぶられるのは良くないので、このようなやり方は有効だと思います。
また、待つトレードができるようになると、確認後ワンテンポ遅らせることで損切りの目安もつけやすくなります。
一方で、ラインにタッチしたらすぐに反発して、エントリーチャンスを逃してしまうのではないかという気持ちになりがちですが、実際はそのラインで底が固まるまで待ってからエントリーしても間に合うことの方が多いです。
なので、焦らずじっくりと自分の形まで待ってエントリーする方が良いと思います。
転換確認後エントリーのルール例
ここで、ルール例を紹介します。
①15分、1時間、4時間、日足を確認
②現在の相場の方向性を確認
③4時間足にてトレンドラインを確認
④15分足にて転換サインが出るまで待つ
⑤転換サイン後、損切りラインを決めロット調整してエントリー
実際のチャートで少し見てみます。

例えばこの場面、タッチ後即エントリーすると含み損になり損切り幅次第では、切られてしまう場面です。

一方で、転換確認後エントリーであれば、トリプルトップを確認後、トレンドラインに戻って来てからエントリーをします。
実はよく見てみると4時間足で引いた水平線にも反応しています。

ここでは、トリプルトップの形とトレンドラインと水平線の3つの条件がそろっています。
このように3つの条件が揃ったときだけトレードするというようにルールを決めると、エントリーチャンスは少ないかもしれませんが、精度が上がりロットサイズ次第で利益はしっかり稼げます。
まとめ
判断材料が多くして、エントリーを絞るのが良いですが、負けることもあるので自分のルールをしっかり作ることが大切です。
ルールを作ったら次に過去検証です。
過去検証で期待通りのプラスになることが確認できたら、デモトレードやリアルトレードで試していきます。
「なんとなく」トレードしていても勝ち続けることはできません。
大きなロットでトレードできるようになるためにも、精度を上げることはとても重要です。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。