トレードシナリオ

ライントレードにおける環境認識(FXで稼ぐコツです)

2019年7月4日

今回は、ライントレードにおける環境認識について解説します。

・どう考えれば良いのかわからない

・エントリー、損切り、利食いの仕方がわからない

・引いているラインが合っているのかわからない

・トレンドなのかレンジなのかわからない

・他のオシレーターやインジケーターを使わなくていいのか不安

などの悩みを持っている人には参考になると思います。

ライントレードにおける環境認識では、各時間足の方向性を確認することが重要です。

まあ、これはライントレードに限った話ではなく、FXをしていく上で理解しておくべきことだと思います。

目次

ライントレードは全てのトレーダーにおススメです。

ラインが重要なのはわかるけど、上手く使いこなせていない気がするという人は多いと思います。

しかし、コツさえ掴めればライントレードはシンプルで、とてもわかりやすいものです。

ラインを活用すれば、相場が今どこに向かっているのか、どこにお金が溜まっているのかがわかるようになります。

ルール作りも簡単で視覚的にも見やすいので、初心者にも上級者にもおススメのトレード方法です。

落ち着いてトレードするためにも環境認識は必要です

実際のトレードに入る前に必ず行ってもらいたいことがあります。

それが環境認識です。

この言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、トレードする前には必ず他の時間足が「今どう動いているか」を確認しなければいけません。

この複数の時間足の方向性を確認していく作業が環境認識です。

私の場合は、多少状況によって変わりますが、基本的に〔月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足、5分足〕のチャートを確認してからトレードをするようにしています。

私自身がよく負けていたときには、PCやスマホでチャートを見たときに、そのときの時間足でチャンスと見るや否やエントリーしたら、いきなり相場が反対に走っていくという、いわば感情トレードとも言えるようなトレードをやってよく負けていました。

これではダメだと思い、いろいろ考えた結果、必ず上位足を見てから取引した方が自分自身も落ち着いてトレードできますし、なにより大きな流れもわかるようになりました。

環境認識のやり方

それでは環境認識はどのようにやっていけばよいのでしょうか。

実際のチャートを見ながら説明していきます。

ドル円の月足チャートです。

大きな上昇トレンドからのペナントを形成した調整中と考えられます。上に抜けたら115円や124円が、下に抜けたら105円や100円が意識されるのではないでしょうか。

続いて週足チャートです。

週足で見ると、直近は下げています。ここから、ペナントを上抜けても115円、下抜けても104.500円が意識される気がします。

続いて日足チャートです。

直近はダウントレンドです。

今回は、2018年9月の高値から2019年1月の安値までにフィボナッチ・リトレースメントを引いてみました。そうすると、78.6で止まっているので、大きな下落からの調整として上昇して、現在は再びダウントレンドに入ったのではないかという見方もできます。

なので、直近安値を割ってくるようだと、2019年1月の安値まで下げてくる可能性もあると思います。

このように、トレードする場合には、必ず各時間足を見てからエントリーの意思決定をするようにしています。

そして、各時間足を見ていく中で、どのくらいまで伸びるか当たりをつけています。特に、自分がエントリーする時間足より1つか2つ上の時間足では、注意深く見ていきます。

この際にいろんなインジケーターを使う人もいると思いますが、私はエリオット波動とも相性の良いフィボナッチを使うことが圧倒的に多いです。ここは好みですが、ライントレードを意識するなら水平線ベースのフィボナッチの相性が良いんじゃないでしょうか。

それでは、もう少し見ていきたいと思います。

続いて4時間足チャートです。

直近はわずかに上げていますが、勢いは非常に弱いですね。意識されてそうなところに適当にラインも引いていますが、拮抗しているのでレンジ相場の可能性が高いです。

最後に1時間足チャートまで見てみます。

何回も意識されているポイントでラインを引きましたが、狭いゾーンで動いているのがわかります。

また、直近でフィボナッチを引いてみるとダウントレンドに対する戻しのようにも見えますが、少し調整が浅いので、さらに上昇する可能性もあるのかなと考えています。しかし、下抜けしてくるようだと、そこから大きく下落するのではないかと見ています。

このように各時間足を見て、相場がどちらに向かっているのかを確認しておく必要があります。

しかし、これだけ多くの時間足を見ていくと、どのように意思決定をすればよいかわからないと思います。

私の場合、あくまでトレードのベースは4時間足なので、4時間足を中心に考えていきます。

例えば、もしこのドル円でトレードするとしたら、月足や週足は正直どっちつかずの微妙な相場展開ですが、とりあえず日足ではダウントレンドなので、ショートエントリーを考えます。そして4時足レベルで意識されている107.550を下抜けてきたら、1時間足や15分足でタイミングを計り、エントリーを仕掛けるんじゃないかと思います。ターゲットは107.050あたりでしょうか。

ざっくりとですが、このような形で環境認識をしてエントリーの意思決定をしていきます。

まとめ

FXでトレードしていく上で大切なのは、絶対に焦ってエントリーしないということです。全部の時間足を見ていると自分の気持ちも落ち着いてきます。

そして、環境認識では、それぞれの足がどちらに向いているのかということを必ず把握するようにしてください。

慣れないうちはどう見たらいいかわからないということもあると思いますが、こればかりは数を重ねて経験を積んでいくしかありません。しかし、やっていくうちにわかるようになってくると思いますし、それでもわからない相場ではトレードしなければいいだけの話です。

わかるところだけ地道に分析してトレードしていきましょう。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。




  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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