エリオット波動

エリオット波動の3波でエントリーするコツ(後乗りでも利益を伸ばせます)

2019年7月5日

今回は、エリオット波動の推進3波でエントリーするコツを解説します。

FXトレードをしていく上で、エリオット波動の3波が一番伸びやすいとわかっていても、

・2波を見つけることができない

・3波を見つけても乗り遅れてしまう

このような悩みを解決していきます。

結論として、3波が始まる前に1波や2波を見極めることは非常に困難です。

しかし、3波が始まってからでも十分利益を狙えるのがエリオット波動なので、3波でエントリーするコツを解説していきます。

目次

エリオット波動は3波の初動を狙うのが利益最大化のコツ

まずエリオット波動では、推進の3波が一番伸びやすいという特長があります。

なので、その3波を狙うことが利益を最大化させるコツとなってきます。

そして、そのためには3波の初動でエントリーするということがとても重要になってくるのですが、慣れないうちはこれがなかなか難しいと思います。

というのも、トレンド転換後の1波や2波を把握することができれば、3波がスタートするのを待つことができるのですが、これがとても難しい。

現在の私でも1波に至ってはその判断はほぼ不可能です。

1波と2波を見極めるのは無理

というのも、トレンド転換後の推進波とはこの図のようになると思うのですが、

これは後から見るからここで上昇の推進波に切り替わったんだなとわかるのですが、リアルタイムだとそうはいきません。

このように1波と2波をつけたと思いきや、まだダウントレンドだったというパターンも多くあります。

唯一、1波の可能性に気づくことができるパターンとしては、アップトレンド場合に直近高値を上回った場合です。

この場合には、高値を越えた時点で1波の可能性気づくことができ、その後の2波も把握することができます。

エリオット波動は3波が始まってから後乗りする手法

Business concepts, point

ただ、このようなパターンばかりではないので、基本的にどうするかというと、3波のスタートを待って判断します。

これは、3波の初動でエントリーするということと矛盾するようですが、

エリオット波動の特徴の一つであるフラクタル構造を利用して解決することができます。

例えば、4時間足で2波の調整らしき相場をブレイクして3波が始まったら、

1時間足に細分化して、1時間足の3波の初動でエントリーを行います。

そして、1時間足レベルの3波から5波までを取れば、それは4時間足の3波を取ったことになります。

たまに、1時間足の1波が長くなりすぎてしまい、4時間足の3波の「初動」からとは言えない場面もありますが、

それでも十分な利益になることの方が多いと思います。

このように3波がスタートしてから判断することにより、1波と2波の見極めを無理して行う必要がなくなりますしし、

細分化することにより問題なくエントリーもすることができます。

細分化を前提にトレードするのであれば、エリオット波動は後乗りでトレードする手法と言えます。

3波見極めのポイントは調整波の後に推進波は来るという特長

3波の初動でエントリーするには、3波がスタートしてからの後乗りでも問題ないとわかったところで、

じゃあ次に、どうやって3波のスタートを見極めるかが気になると思います。

この3波のスタートを見極めるポイントは、

調整波の後には推進波が来るというエリオット波動の特徴のを利用することです。

よくエリオット波動の基本パターンとして、推進5波調整3波という1サイクルで語られます。

しかし、推進波の後には調整波が来る、これ自体は全くその通りなんですが、正直トレードで利益を上げるためには何の役にも立ちません。

では、何が重要かという、

推進5波動も細分化すると2波は調整波であり、3波は推進波であるということです。

これは4波や5波についても言えます。

つまり、大きな時間軸の推進波の中であれば、

調整波の後には必ず推進波が来るということです。

なので、3波のスタートを見極めるには、2波の調整波を認識し、その特徴に基づいて判断していけば良いことになります。

まず調整波の特徴の一つとして、

ローソク足の陽線陰線が重なり合いながら動くオーバーラップという現象があります。

推進方向と逆方向に動く調整波は、勢いが弱く、オーバーラップが発生しやすいです。

Chart EURJPY-a, M15, 2020.11.14 05:50 UTC, OANDA DIVISION9, MetaTrader 4, Real

また、オーバーラップしたローソク足はチャネルラインに収まりやすく、それも調整波を見極める一つの基準です。

特に3波のスタートはこのチャネルラインブレイクが合図となります。

また、2波の特徴としては深戻しとなることが多いです。

フィボナッチ・リトレースメントでいうと61.8~78.6戻しが多いです。

もちろんこれよりも浅い戻しもありますが、少なくとも38.2より浅い場合は、それはまだ調整の途中と判断した方が良いでしょう。

このように2波は、オーバーラップやチャネルライン、フィボナッチを使って判断できます。

ただ、これも2波っぽいなという判断の下、3波スタートの準備をしているだけであり、

実際に3波がスタートしてくれないことには、1波はもちろん2波も確定的な判断をすることは難しいです。

まとめ:3波を見極めるために2波を見極める

3波スタートの見極めのポイントは、

オーバーラップ、チャネルライン、フィボナッチを使って、2波を見極めることです。

そして、3波がスタートしたら、細分化を行い、下位の時間足の3波からエントリーします。

このようにエリオット波動におけるトレードでは、推進波の1波から見ていくのではなく、2波の途中から、

なんだったら3波がスタートしてから後乗りでトレードしていくことができます。

これでも、十分大きな利益を見込むことができますので、是非参考にしてください。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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