
今回は、損切り貧乏やチキン利食いをしないマインドについて解説していきます。
利益をムダにしたくない、損は小さくしよう、このような気持ちが強すぎて損切り貧乏やチキン利食いになってしまうことはありませんか?
このような悩みの参考になると思います。
損切り貧乏やチキン利食いになってしまう人には必ず不足しているものがあると思います。
その一つが過去チャートの分析です。
今回は、この点を損切り貧乏やチキン利食いという観点から深堀りしていきます。
目次
損切り貧乏・チキン利食いの原因は過去検証不足
損切り貧乏やチキン利食いになってしまう人には、過去チャートを分析して、自分自身で過去検証するという作業が圧倒的に不足している人が多いです。
ギャンブルとしてFXをするんじゃなく、トレードとしてするのであれば、自分で決めたトレードルールというものがあると思います。これを実際に使って利益が出るかの確認をしていますか?
もし、していなかったら是非やってもらいたいと思います。
これから稼ぎ続けるトレーダーを目指しているのであれば、最低でも100トレード分の検証が必要です。
100回のトレード結果を過去チャートで確認する、もしくはフォレックステスターなどの検証ソフトを使うなど、とにかくトレードの実績を100個作ってください。
これを基にして、勝率や利益率、利回りなどを確認していきます。
このデータを確認して、このトレードルールであれば利益が出る、再現性もあるだろうという判断ができれば、そのルールを守りやすいと思えませんか?
というか、自然と守ることが当たり前になってくると思います。
過去検証については、こちらの記事もどうぞ
メンタルの問題は検証結果で解決
メンタルが弱くて待てないから損切り貧乏やチキン利食いになると言われることもありますが、個人的にはこれらは気持ちの問題ではないんじゃないかなと思っています。
私自身もほぼ専業トレーダーであり、生活のために毎月利益を出さなきゃいけない状態なので、プレッシャーも掛かってきます。毎月最低このくらいは稼がなきゃいけないと思うと精神的にもキツくなることもあります。
昔の自分は借金返済のためにFXをやっていたので、毎月できるだけ大きく稼ぐことを目標にトレードをしていましたが、現在は毎月安定して稼ぐことにターゲットが変わっています。
こうなってくると、自分のトレードルールで毎月どのくらいの利益を出すことができるかということが重要になってきます。
そうすると、損切り貧乏やチキン利食いという問題でなく、100回以上の検証結果があり、これだけの実績があるから、確率的に今勝とうが負けようが結果的には利益が出るからルールを守ってやっていけば問題はないというマインドになってきます。
これは気持ちの問題ではなく、検証結果通りのトレードを単純に繰り返すという考え方です。
なので、損切り貧乏やチキン利食いで困っている人は、メンタルで解決しようとするのではなく、ぜひ過去チャートで分析してみてください。
そして、自分自身のトレードルールでエントリーから決済までの流れを追っていってください。過去チャートがやりにくいのであれば、フォレックステスターなどの検証ソフトを使ってやってみるのも良いと思います。
そして、その作った実績を分析してみてください。勝率と利益率がはっきりすればリアルトレードでも安心してできると思います。
自分のトレードルール通りやれば、結果として利益が残るんだということを視覚的に数字として確認できると、安心してトレードができると考えられるようになります。
こうなってくると、トレード中に気持ちが少し焦ったりしてもそんなに気にならなくなってきます。
損切りや連敗で焦るのは仕方ないこと
そもそも損切りなんてお金を減らす行為なので怖いし、それなりの覚悟がいる行為ですよね。私自身も気持ちが負けて損切りできずに、結果やらかしたことも何回もあります。
いくら資金管理をしっかりしていても、自分の証拠金が減るってやっぱり怖いですよね。
これを克服する方法としても、やはり過去チャートによる分析で、最終的にはこのトレードルールで利益が出るということを確認することだと思います。
メンタルを鍛えるなど気持ちでどうにかしようとするのには限界があると思います。
また、いくら勝率が70%や80%であったとしても連敗することはあります。時には5連敗や6連敗なんてのも現実的にあります。
こういうとき、すごく怖くなったり不安になったりと自分のトレードルールに疑心暗鬼になることは今でもあります。
だけど、この100回以上の検証結果があれば、こういう連敗期もトータルでは利益になっていくという安心感があります。短期的にはドローダウンするけど、長期的にたいした影響はありません。
よく負けや損切りは必要経費と言われますが、これは検証結果通りの利益を出すためのまさに経費です。
この負けや損切りはFXで利益を出すための経費だという考え方をできるようになるためにも、トレードに不安や恐怖を感じる人はぜひ過去検証をやってみてください。おそらく多くの問題はこれで解決すると思います。
チキン利食いには証拠金の見直しも有効
一方で、過去検証して損切り貧乏にはならないけど、チキン利食いをしてしまうって人はいると思います。
この場合、証拠金が大き過ぎることが原因として考えられます。
1回のトレードの損失額を頭ではわかっているけど、その金額が大き過ぎてチキン利食いになってしまうという状態です。
これは複利で運用して証拠金が大きくなってくると、どこかしらの金額で壁となって表れてくる人が多いと思います。自分の中で許容できない金額でやっていると、こういうことが起こってきます。
これは少しずつ慣らしていくしかありません。これも気持ちでどうにかしようと無理をすると証拠金を大きく溶かしてしまう結果になりやすいです。
このことについてはこちらの記事もどうぞ
まとめ
過去検証でトレード実績を作る
勝率や利益率などの実績がわかっているから安心してリアルトレードができます。
まずは、100回分のトレード実績を作りましょう。
証拠金を見直す
証拠金が自分のキャパを越えていると思ったら、一度減らして少しずつ慣らしていくのおススメです。
これら2つにより損切り貧乏やチキン利食いはある程度、解決すると思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。