通貨の強弱

利益を伸ばすための通貨ペア選択の方法

今回は、通貨の強弱の確認、通貨ペアの選択方法について説明します。

・1つの通貨ペアでトレードしている

・どの通貨ペアを選べばよいかわからない

・レンジ相場ではトレードを避けたい

このような人にはヒントになると思います。

以前も通貨の強弱について説明しましたが、実際に稼ぐためにはどうやって通貨ペアを選んでいけばよいかを詳しく説明していきます。

目次

通貨の強弱の確認、通貨ペアの選択方法

通貨の強弱を判断するツールとしてccfp2を紹介しました。

その際、4時間足と1時間足の強弱を確認するとよいと説明しました。

私もこのツール自体は必ずチェックするんですが、その前提として必ず確認していただきたいのが、USD/JPYとEUR/GBP、AUD/NZDの3つ通貨ペアのトレンドです。波動で見ていただいてもいいですが、トレンドさえわかればとりあえず大丈夫です。

ここでは、4時間足がアップトレンドかダウントレンドかを見て強弱を確認していきます。この3通貨ペアの強弱を確認したうえで、ccfp2を見ていただくと、より正確な強弱関係がわかると思います。

それだは実際の相場で見てみます。2019年6月22日午前6時時点(週末)の相場です。

USD/JPY 4時間足

日足、4時間足ともにダウントレンドとなっています。

この動きにより、USD弱く、JPYが強い通貨と判断できます。

続いて、

EUR/GBP 4時間足

日足、4時間足ともにアップトレンドとなっています。

4時間足は一応アップトレンドですが、勢いが弱り、レンジぎみになっているので注意が必要です。

この動きにより、EURが強く、GBPが弱い通貨と判断できます。

最後に、

AUD/NZD 4時間足

日足は、アップトレンド中のレンジもしくはダウントレンド。少し判断に困りますね。

4時間足はダウントレンドとなっています。

この動きにより、AUDが弱く、NZDが強い通貨と判断できます。

まとめると、

強い通貨は、JPY、EUR、NZD

弱い通貨は、USD、GBP、AUDと判断しました。

これをもとにccfp2をみてみると、

USD(緑)が圧倒的に弱い通貨であることがわかります。一方のJPY(上にある赤)は、USDに比べると強いですが、現在は非常に弱くなってきていることがわかります。

この6通貨では現在そこまで強い通貨はありませんが、勢いが強くなり始めている通貨として、EUR(青)、GBP(下にある赤)、NZD(水色)があります。一番上にはEUR(青)がありますが、EUR/GBPのチャートがアップトレンドながらレンジぎみになっていることを考慮すると、今後GBPの方が勢いを増す可能性があるということがわかります。

以上を考えると現在は圧倒的にUSDが弱いので、とりあえずUSD売りという戦略が考えられます。

一方、そこまで強い通貨はないですが、勢いが出始めている通貨であるEUR、GBP、NZDとUSDを組み合わせた通貨ペアでエントリーチャンスを探すのが良いのではないでしょうか。

このように基軸となる3つの通貨ペアのトレンドとccfp2を組み合わせることによってトレードする通貨ペアの候補を見つけることができます。

通貨の強弱を確認するタイミング

そして、ccfp2について1時間足は1日に1回くらいトレンドが転換することが多いです。

なので、1時間足のccfp2は東京、ロンドン、ニューヨークのそれぞれの取引時間の最初に1回確認するのが良いです。

1時間足では、今までの強弱が転換するタイミングを注意して見てください。

一方の4時間足は、最低でも2,3日、長ければ1週間以上トレンドが継続することが多いので1日1回チェックすれば大丈夫です。

ただし、4時間足でも転換を繰り返すことがありますが、それは調整波の場面であることが多いです。なので、4時間足で強弱の転換を繰り返す通貨ではトレードしないのが安全です。

一方、ずっと強弱関係が変わらない通貨は、日足レベルでも推進波になっている可能性があるので要チェックです。このような場合、雑な言い方ですが、とりあえずその通貨でトレードしていれば利益になります。

さらに週足レベルでしっかりとした推進波を形成している相場なんかは、ボーナス相場と言っても過言ではありません。逆に、スキャルピングなどの短期足のトレードをするのはもったいないのではと思ってしまいます。

まとめ

①USD/JPYとEUR/GBP、AUD/NZDの4時間足チャートでトレンドを確認して強弱を判断する。

②4時間足のccfp2は1日1回確認する

(4時間足レベルで強弱の転換が頻繁に起きる通貨は調整波の可能性が高い)

③1時間足のccfp2は東京、ロンドン、ニューヨークタイムで1回ずつ確認する

(強弱が転換するタイミングに注意)

チャートの推進波と通貨ペアの強弱感がマッチすると、すごく有利にトレードをすることができます。なので、通貨ペアの判断は利益を伸ばすために最も重要な判断だと言っても過言ではありません。

今後のトレードに繋げていただければと思います。

それでは今回は以上です。

ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

hiro

2008年から株式投資、2016年からFX。ゆったりトレードしながら、合間に筋トレや読書を楽しむ生活です。株は年利10%前後、FXは毎月200pipsほどの利益。エリオット波動と通貨の強弱を学習して勝てるようになりました。

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