今回は、私の今週(2019年6月24日~28日)のトレードシナリオを紹介します。
・トレードシナリオって何?
・トレードシナリオの作り方がわからない
このような人のヒントになれば幸いです。
トレードシナリオとは?
トレードシナリオは、まず相場の環境認識から始めます。
ちなみに私の環境認識はエリオット波動と通貨の強弱関係です。
この環境認識の方法は、トレーダーによって様々ですが、勝つためには正直手法やロジックなんかより一番重要なポイントです。
極端な話、環境認識さえしっかりできていれば、あとは適当にエントリーしても利益になります。そのぐらい環境認識は重要です。
環境認識ができたら、次は損切りポイントやエントリーポイント、利確ポイントを考えていきます。
ここでのポイントは、トレード方法にもよりますが、損切りポイントを先に探すということです。
エントリーポイントありきで考えてしまう人が多いですが、それだと損切りまでの幅が広くなりすぎたり、逆に利確までの幅が狭くなりすぎたりと不利なポイントでのトレードになりかねません。
なので、まずは損切りポイントを決めて、それから自分にとって有利なエントリーポイントはどこだろうと考えていくのが良いと思います。
そして、利確ポイントについては、これこそ人によって考え方も様々だと思いますが、私の場合は一応の目安です。
目安でも利確ポイントを考える意図は、損切りやエントリーで良いポイントを見つけたとしても、利幅が小さいのであればトレードは避けるべきだからです。
以上が、トレードシナリオの概要です。
今週のトレードシナリオ
それでは、実際にトレードシナリオを作成していきます。
まずは、環境認識からです。
まずは、4時間足のチャートを次々と切り替えていきながら、調整している通貨ペアをピックアップしていきます。
そうすると、例えば
・GBP/USD ショート

・NZD/USD ショート

・GBP/AUD ショート

・GBP/NZD ショート

などがあります。
このうちGBP/AUD、GBP/NZDは、日足が200EMAに支えられており、下落の勢いが弱いのがわかります。


また、4時間足レベルでは下落の推進波と見れなくもない波形も、陽線陰線入り混じったオーバーラップをしながら下げているので勢いが弱いことがわかります。
以上の2つの理由からGBP/AUDとGBP/NZDは候補から外します。
次にGBP/USDの日足は、直近では上げていますが、全体的にはダウントレンドです。

ただし、4時間足では推進5波が終了し、トレンド転換する可能性もあるので積極的にはトレードしづらく、様子を見る必要があります。

最後にNZD/USDの日足は、ダウントレンドです。

4時間足もフィボナッチリトレースメントの61.8で今のところ抑えられているので、ここから下落してくれたら3波のエントリーチャンスがあると思います。

ただ、通貨の強弱関係をccfp2で見ると、現在USD(緑)は圧倒的に弱く、NZD(水色)もドルに比べたら強いという状態で、ショートを仕掛けるには真逆の強弱関係です。

なので、チャート上で上手く下落してきて3波をつけ始めたとしても、現在の強弱関係ではちょっとトレードにはリスクがあります。
ということで、今週は今のところ、NZD/USDが第1候補ですが、トレードするかはエントリーチャンスが来たときの通貨の強弱次第です。
仮にエントリーするとした場合、S/Lは1時間足の直近高値に置き、利確目標はフィボナッチエクスパンションの161.8くらいを考えています。

ただし、エントリーポイントからS/Lまでの幅が広すぎた場合には、15分足にまで落として15分足レベルの3波を狙っていくと思います。
このようなかんじで、毎回トレードシナリオを立てています。基本的にシナリオにないトレードはしませんが、相場の動きに合わせてシナリオを変更することはもちろんあります。
このように、トレードする前の環境認識とトレードシナリオの作成が、トレードの勝ち負けの80%を決定づけているのではと考えています。
また、このようにしておくとポジションを持った後や負けてしまったときも比較的メンタルが楽です。
今回の内容が、何か参考になれば幸いです。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。