
今回は、利益を伸ばすためのテクニックである「ピラミッティング」について解説していきます。
FXをしていてもう少し利益を伸ばせないかなと考えることはありませんか?
そのオプションの一つとして、ピラミッティングがありますが、結論から言うとピラミッティングを仕掛けない方が利益は残っていくと思います。
それではどうすれば良いのか説明していきます。
目次
利益を伸ばす大前提
まず、エリオット波動で利益を伸ばすために考えらえる方法としては、長期足が推進波の通貨ペアでトレードすることが大前提となります。
やはり長期足が調整波だと、なかなか利益を伸ばすのも難しくなってきます。また、その上で短期足の3波から5波まで取ることもポイントとなってきます。
例えば、日足の推進波の一つの波を、4時間足の3波から5波で取るというイメージです。
つまり、長期足が推進波の通貨ペアで短期足の3波の初動でエントリーして、5波の終了と思われるところで決済することにより、長期足の1つの波を取ることができ、大きな利幅を稼ぐことができます。
結果的にこれが一番利益を伸ばすことができます。
ピラミッティングはするべきじゃない
ピラミッティングとは、増し玉のことでありエントリーを複数回に分けることです。
エリオット波動でピラミッティングを仕掛けるとすると、選択肢はほぼ1つしかありません。
3波の初動でエントリーして、4波が終わった後の5波の初動で2つ目のエントリーをして、5波の終了で2つのポジションを決済するという方法です。

上手くピラミッティングを仕掛けることができれば、当然利益は大きくなりますが、5波はフェイリャーの可能性があり、伸びる前にピラミッティングしたポジションがマイナスになることもあります。
また、特にエリオット波動においては、トレードする場所は3波と5波しかなく、5波が終わったら調整するのが特徴です。
これらのことを考えると、5波の初動でピラミッティングして得られる利益と損失を考えたら、ピラミッティングはあまり賢い選択とは言えません。
なので、利益を最大限に伸ばすならピラミッティングを仕掛けないというのも選択肢の一つです。
逆にピラミッティングをするのであれば、あまり利幅は狙うべきではありません。
例えば、同じく日足の推進波の一つの波の中でトレードしようとします。
その一波を4時間足で細分化して3波の初動でエントリーするのですが、その3波もさらに15分足で細分化し、15分足の5波でピラミッティングを仕掛けるという方法が考えられます。
つまり、4時間足の3波の中でピラミッティングを仕掛けて利益を伸ばすという考え方です。
中期足の3波をピラミッティングで取る方法
①長期足の推進波を確認
②中期足の3波の初動でエントリー
③短期足の5波でピラミッティング
④短期足の5波終了で2つのポジションを決済
このように、ピラミッティングも利益を伸ばすオプションとしてはかんられなくはないですが、利益を伸ばすこととピラミッティングを仕掛けること、要するにロットを増やすことは場合によっては相反することになります。
それよりも、4波で持ち越さず3波の終了で決済し、5波の初動で再エントリーする方が、ピラミッティングに比べてリスクは小さいと思います。
まとめ
利益を最大限に伸ばすには、ピラミッティングを仕掛けないのも選択肢の一つ
●4波まで持ち越さずに決済
決済を持ち越さず、3波は基準線を明確に超えるか細分化して5波終了で決済。
5波のエントリーポイントで再エントリー。
●5波まで決済を持ち越す場合
ピラミッティングを仕掛けない
損失と利益の比率が良いのが特徴であるエリオット波動では、リスクになるので仕掛けないのも選択肢の一つです。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。