
今回は、今週(2020年7月20日~24日)の振り返りと
来週(2020年7月27日~31日)の相場分析をしていきます。
・エリオット波動の推進波、調整波の見極め方
・波動のカウントの仕方
・通貨の強弱関係
これらの参考にしてください。
前回の相場分析はこちら↓↓↓
【FX】今週の振り返りと来週(2020年7月20日~24日)のトレードシナリオ
目次
今週の振り返り
CADJPY 4時間足 ショート

以前から4時間足の2波中で、下落の可能性を考えていましたが、少し見立てを変えています。
画像のようにフラッグを形成しており、フラッグ内のカウントが正しければ現在abcde波のe波が終了したところです。
ここでこのまま下落してくればエントリーを検討しますし、さらに反発して上昇すれば、見直した見立てすらも違ったことになるので、その場合は監視対象から外します。
また、4時間足でフラッグ内部のカウントができることから、これは4時間足の2波ではなく、日足の2波の可能性で見ています。
フラッグについて詳しくはこちら↓↓↓
『エリオット波動における調整波の特徴(初動でエントリーする必須知識)』
CADCHF 日足 ショート

現在日足の5波中です。
こちらも以前から注目していましたが、ようやく今週後半から本格的な下落に転じたようです。
5波のターゲットとしては、1波の始点と3波の終点、4波の終点にフィボナッチ・エクスパンションを引いた61.8%が1つの目安になります。
フィボナッチについて詳しくはこちら↓↓↓
『エリオット波動におけるフィボナッチの使い方(ゴールが予測できます)』
AUDNZD 日足 ロング

現在日足の3波中だと考えています。
今週は前半は思惑通り上昇していきましたが、後半は雲に押さえられる形で停滞しています。
前回も書いたように、この見立ては週足が推進の1波であることが前提なので、
この雲をすんなり抜けるかどうかが1つ見切りをつけるかどうかのポイントになってくると思います。
通貨の強弱
先週末時点では、EURが一番強く、GBPが一番弱い通貨として
EURGBPを1つ注目通貨ペアに挙げていましたが、大きく上下し、その後停滞しており、トレードしにくい相場だったと思います。
【EURGBP 1時間足チャート】

その後、AUDNZDが直近高値を更新し、強くなったAUDと、
全体的に弱い通貨であったUSDを組み合わせたAUDUSDに切り替えて監視していました。
【AUDNZD 4時間足チャート】

(日本時間7月21日14時に高値更新)
【USDJPY 4時間足チャート】

【AUDUSD 1時間足チャート】

(黄色の縦線がAUDNZD高値更新のタイミング)
するとすぐに、押し目をつけてエリオットの3波のタイミングも重なって上手く上昇していきました。
(詳しくはまたあとで解説します)
利益幅としては90pipsくらいでしょうか。
来週のトレードシナリオ
引き続きCADJPYとCADCHF、AUDNZDを監視していきつつ、AUDUSDと通貨の強弱を狙ったトレードを検討していきます。
AUDUSD 1時間足 ロング

現在日足1波、4時間足5波、そして1時間足の4波から5波への転換ポイントだと見ています。
今週トレードした通貨の強弱的にも悪くないので、引き続き短期足で狙ってみるのも面白いかもしれません。
ただし、5波の中の5波を狙うことになるので、深追いは禁物です。
通貨の強弱関係
USDJPY 4時間足

日足は、下落トレンドとなっています。
4時間足は、直近安値を更新し、下落トレンドとなっています。
この動きから、JPYが強く、USDが弱い通貨と判断しました。
EURGBP 4時間足

日足は、上昇トレンドとなっています。
4時間足は、週の前半に直近安値を更新しましたが、中頃には再び高値を更新し、上昇トレンドとなっています。
この動きから、EURが強く、GBPが弱い通貨と判断しました。
AUDNZD 4時間足

日足は、高値を更新し、上昇トレンドとなっています。
4時間足は、直近高値を更新し、上昇トレンドとなっています。
この動きから、AUDが強く、NZDが弱い通貨と判断しました。
狙うべき通貨ペア(週末時点)
週末時点の相場では、
強い通貨は、JPYとEURとAUD
弱い通貨は、USDとGBPとNZD
と判断しました。
そして、強い通貨同士では、EURが一番強く、
弱い通貨同士では、USDが一番弱いという状態です。
そこで、現在一番勢いがある通貨ペアはEURUSDとなっています。

押し目を付けたところを狙いたいですが、エリオット波動的には現在すでに5波である可能性があり、終わりが近いかもしれません。
また、逆にまだ伸びるとしても、現在4時間足だけでなく、日足も非常に上昇の勢いが強いので、タイミングが取りずらいかもしれません。
いずれにせよ、少し狙いにくい通貨ペアです。
引き続き監視していきますが、通貨の強弱に変化があればそちらに乗り換えるか、平行して監視していきます。
まとめ
来週は、
・CADJPY
・CADCHF
・AUDNZD
・AUDUSD
の4通貨ペアに注目しつつ、通貨の強弱を狙ったトレードも検討していきたいと思います。
ようやくスイングでトレードできる相場が動き出した印象です。
普段は通貨の強弱を狙って1週間単位でトレードしつつ、
たまにスイングでボーナス的に大きく取れると、やはり精神的にもだいぶ楽です。
通貨の強弱を狙ったトレードって、
4時間足で監視しているとはいえ、トレンド転換の見極めがポイントになってくるので、意外と監視が大変なんですよね。
今週の相場のように、4時間足でトレンド転換してすぐに、1時間足で押し目を付けるなんてことも結構あります。
まあそうは言っても、4時間に1回チェックすれば良いだけですし、
トレード可能かの判断が容易なことや勝率も高いので、来週からもコツコツ続けていきます。
ちなみに私は通貨の強弱関係を狙ったトレードはトレンドディスカバリーFXという教材で学習しました。
トレーダーとしてのマインドセットを身につけたい人は、この本がおすすめ
さらにトレードの準備には、トレーダーとしてのマインドセットを身につけておくことも必要です。
本来、マインドセットなんてものは勝ってるトレーダーに直接教えてもらったり、触れ合ったりすることで身につくもの。
でも、なかなか身近にそんな人いないですよね。
そこで、このマインド部分は本で学ぶのがオススメです。
私も参考にした本はこちら。
マインドという抽象的なことを具体例を交えて書かれた本です。
おそらく最初は何を言いたいのかわからないかもしれませんが、
繰り返し読むうちに、まず具体例が頭に残り、
次第にその具体例の解釈として抽象的なことも理解できるという面白い本です。
私も書籍やオーディオブックで今でも読み返していて、読んで損はないと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。