
今回は、先日のリアルトレードについて解説していきます。
エリオット波動のカウント方法や相場の見方などの参考にしてもらえたらと思います。
また今回は、損切りを置く場所や移動の仕方についても少し詳しく説明していきます。
では、さっそく見ていきます。
今回、トレードした通貨ペアはGBPCHFです。
目次
環境認識

こちらはGBPCHFの日足チャートです。
チャート分析をしていたところ、このようにきれいに5波を形成しそうなチャート見つけたので、詳しく分析してみました。
週足

月足

上位足も下落の推進波と判断としたので、次の下位の時間足も確認してみました。
4時間足

4時間足は2波を形成し、これから3波が始まるのではないかという状況でした。
エントリー

エントリーは、4時間足で雲、200EMA、直近安値を抜けたところにショートの指値を置いて待ちました。
損切り
エントリーのタイミングで損切りを置く場所を変える

損切りは今回、2波の上に置きました。
幅で言うと-250pipsほどです。
広いと感じるかもしれませんが、
4時間足でのエントリーであることや、最低でも500pipsほどの利益を狙っていたことから考えると、割りと妥当な損切り幅だと思います。
ところで、損切りは、エントリーの根拠が崩れたところに置くべきものだと思います。
今回は、直近安値を抜けたタイミング、つまり3波が形成し始めたことを確認して、エントリーしたつもりなので、
その根拠が崩れるところというのは、戻されて2波を超えるところとなります。
仮に、今回のエントリーが雲を抜けた時点であれば、まだ2波終了か3波が始まったのかの判断がしにくいことから、1波の上に損切りを置いたと思います。

この場合の損切り幅は、-260pipsほどになります。
1波と2波の形成を確認して、この波全体は推進波だと考えてエントリーをするので、
1波を超えてくるようだと、そもそも推進波という前提が崩れることになることからこの位置に損切りを置きます。
このように、3波のスタートを確認してからのエントリーか、
3波がスタートした「かも」という段階でのエントリーかにより
損切りを置く位置が変わってきますし、その理由も違ってきます。
エントリー後はトレール

エントリー後は、建値付近で揉み合っていましたが、上ひげをつけた場所に損切りを移動しました。
これにより、損切り幅は、約250pipsから約50pipsに小さくすることができました。
損切りを置く位置の違いにも通じる話ですが、
時間が経過するにつれて、相場の意味合いは変化してきます。
私の場合、エリオット波動の他に、ダウ理論の考え方も取り入れており、特にトレーリングストップについては、ダウ理論に基づいて移動させていきます。
今回は、3波形成中と思われる波の中で高値を作ったので、
ここを超えてくるようだと、ダウ理論的にはトレンド転換なので、そこに損切りを移動したというわけです。
トレーリングストップは、通常利益を確保しながら、伸ばしていくためのものですが、
私は損失を小さくするためにも使っています。
今回のように早めに切ることで、損失を抑えることができ、
再び下落していくようであれば、そのタイミングでまたエントリーを仕掛けたら良いだけだと考えています。
決済

今回は、EU離脱関連の強烈なファンダメンタルズにより、
移動した損切りラインのところで決済となりました。
トレード結果
GBPCHF ショート
エントリー:1.21498
決済:1.22000
損益:-50.2pips
今回は、チャートの形も通貨の強弱感も悪くなかったと思ったのですが、強烈なファンダメンタルズによりやられました。
ですが、損切り幅を移動させていたおかげで、軽傷で済んでいます。
エントリー後に損切り幅を拡げることは、基本的にNGですが、
今回のように根拠があるのであれば、狭めるのはアリだと思います。
いわば攻めの損切りです(笑)
ただ、今回はエントリー後、建値付近で数日間揉み合っていたので、
一旦撤退して、動き出してから再び入り直すというのが正解だったかもしれません。
今回の反省として、今後のトレードに活かしていきたいと思います。
それでは今回は以上です。
ありがとうございました。